モーゲージレート規制の影響

2017年9月のTREB取引総数は6,379件で、2016年同月の9,830件から-35.1%と減少しました。平均価格は$775,546となり、昨年同月比で+2.6%の上昇です。新規リスティング数は+9.4%、有効リスティング数は+69.0%となっています。平均売却日数は+50%で、買い手に余裕のある以前よりバランスの取れたマーケットに近づいています。物件タイプ別に平均価格を見ますと、コンドアパートが+23.2%でトップでセミデタッチ(準独立住宅)が+7.4%、タウンハウスが+7.1%、最後にデタッチ(独立住宅)が0.0%となりました。デタッチは全く変化が無いかと言うとそうではなく、市内では+4.4%で市外では-1.7%です。トロント北の高級物件が若干下がっており、その影響と言われています。不動産は場所や物件タイプでまったく異なる事が再確認されますね。
さて今回は今後のマーケットに影響を与えるであろう要因についてお話しましょう。現在のマーケットは全体的に少しだけ売り手寄りのマーケットと見られていますが、4月以来の政策で完全に冷え込んでしまった訳ではありません。人口増加や失業率の低下、政治的安定を背景にバンクーバーがそうであったように、また上昇率の高まる可能性も指摘されております。ここで注目すべきは、モーゲージレートと規制でしょう。カナダ銀行はここ最近二度のレート切り上げを行いました。年内にまた行うとの予測もあります。これはほぼ全ての買い手に影響を与え、特に購買意欲の高い初めての買い手に厳しい環境となります。政府の規制当局「Office of the Superintendent of Financial Institutions(OSFI)」はモーゲージ審査をさらに厳格化する方針を打ち出すと見られ、現実となればマーケットに対するインパクトはかなり広範囲に渡ると思われ、多少でもその予測を付けるのは困難です。

 


■2015年9月から2017年9月までの平均販売価格推移(出典:TREB)
※グラフはデタッチからコンドまで全てのタイプを含めたものであり、トロント市とその他GTAを含めた平均です。

 


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