ダウンタウンコンドの価格上昇

2017年10月のTREB取引総数は7,118件となり、昨年同月の9,715件から-26.7%と減少しました。平均価格は$780,104で、2016年同月比で+2.3%の上昇です。新規リスティング数は+11.8%、有効リスティング数は+78.5%となっております。平均売却日数は+43.3%で、落ち着いたバランスの取れたマーケットに近いと言えるでしょう。物件タイプ別に平均価格を見ますと、コンドアパートの+21.8%をトップにタウンハウスが+7.4%、セミデタッチが+6.3%、最後にデタッチが-2.5%となりました。デタッチを詳しく見ると市内が-1.1%、市外では-4.4%です。市内の人気エリアは下がっておらず、グレイゾーン的なエリアがこれまで程の勢いが無く若干下がったように思われます。個別物件にもよりマーケットの反応は大きく違います。
さて今回はダウンタウンコンドについてお話しましょう。ダウンタウン新築コンドの平方フィートあたりの平均価格が$1000に達しました。昨年比で30%程度の上昇です。ヨークビルの高級コンドエリアでは$1400-1800/平方フィートとの数字も出ています。急上昇の要因の一つとして挙げられるのが新築コンドの在庫不足です。コンド建築ラッシュのように見えますが、需要が供給を上回っている状態です。またこれら新築コンドの多くは投資家(海外に限らず)が購入していますが、それがマーケットに賃貸物件として出された時にレント費用は当然高くなると予想されます。政治介入によるレントコントロールの影響でアパート建築プロジェクトがいくつかキャンセルされる中、トロントの賃貸環境の更なる悪化が懸念されます。また新築コンドの大部分は1ベッドルームかスタジオですが、今後リタイヤをしてコンドに移る層と戸建て購入が難しくコンド住みを選択する若い家族が増える事は予測されており、問題となる可能性もあります。

 


■2015年10月から2017年10月までの平均販売価格推移(出典:TREB)
※グラフはデタッチからコンドまで全てのタイプを含めたものであり、トロント市とその他GTAを含めた平均です。

 


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