価格上昇が加速する 賃貸マーケット

2017年11月のTREB取引総数は7,374件で、2016年同月の8,503件から‐13.3%の減少です。平均価格は$761,757となり、昨年同月比で‐2.0%の微減となっています。新規リスティング数は+37.2%、有効リスティング数は+110.6%でした。平均売却日数は+41.2%で、政治介入以前とは比べ物にならないバランスの取れたマーケットと言えます。物件タイプ別に平均価格を見ますと、コンドアパートの+16.4%をトップにタウンハウスが+4.8%、セミデタッチ(準独立住宅)が+1.2%、最後にデタッチ(独立住宅)が-5.8%となりました。以前は一番価格上昇の激しかったデタッチですが、政府介入を発端とするマーケット鎮静化で一番大きな影響が見られます。これはトロントに先立ち同じような介入が行われたバンクーバーでも同じでした。あくまでの平均値での事ですので、場所、物件状態などにより個別物件は大きく異なります。
さて今回は賃貸マーケットについてお話しましょう。トロントにお住いなら経験された方も多いと思いますが、賃貸マーケットは厳しさを増すばかりです。秋の空室率は1.1%と出ており、これはこの16年間で一番低い数字です。2017年の平均値はまだ出ておりませんが、展望は明るいとは言えません。人口増加の激しいトロントとその周辺では、多くのコンドが建設されているにも関わらず賃貸物件が足りていない状況です。
更には最近施行されたレントコントロールの影響により新たなアパート建設も取り消しが出ており、賃貸マーケットは今後も更に厳しさを増し、賃料上昇は加速すると予想されています。それを狙った投資家の動きも活発で、特にコンドマーケットにはその影響がはっきりと表れていると思われます。新たなモーゲージ規制の影響もまだどうなるか読み切れず、今後もマーケットから目が離せない状態です。

 


■2015年11月から2017年11月までの平均販売価格推移(出典:TREB)
※グラフはデタッチからコンドまで全てのタイプを含めたものであり、トロント市とその他GTAを含めた平均です。

 


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