マイクロマーケットの状況を良く理解することが必要

2018年1月のTREB取引総数は4,019件となり、2017年1月の5,155件から‐22.0%の減少となりました。平均価格は$746,783で、昨年同月比で‐4.1%となっています。新規リスティング数は+17.4%、有効リスティング数は+136.3%でした。平均売却日数は+68.4%で、マーケットの動きはスローです。例年冬のマーケットは動きが鈍くなりますが、今年は雪が多く極寒が続いたりと天候の影響もあると見られています。物件タイプ別に平均価格を見ますと、コンドアパートの+14.6%をトップにセミデタッチ(準独立住宅)が-1.8%、タウンハウスが-0.5%、最後にデタッチ(独立住宅)が-9.1%となりました。コンドアパート以外は全滅に見えますが、トロント市内のセミデタッチとタウンハウスはそれぞれ+3.7%と+8.2%になっており、市外は-3.4%と-2.7%です。デタッチでは市内が-3.9%の市外が-12.0%と全体的に下がっています。市内と市外ではマーケットの動きがかなり異なります。不動産は場所と言う言葉が思い出されますね。
さて、今回はマイクロマーケット間での差についてお話しましょう。市内と市外と大別しても、エリアは更に小さなマイクロマーケットに分けられます。売買を検討する場合にはそのマイクロマーケットの状況を良く理解し、情報を集め判断する必要があります。政策介入後のマーケットでは、売り手市場だったマーケットが平衡の取れたマーケットもしくは買い手市場に近くなったエリアもあります。一概には言えませんが、既に開発の進んでいた「良いエリア」は余り変化が無く、これからの開発が期待されているグレーゾーン的なエリアは勢いが若干落ち込んだ感触があります。また、新たな地下鉄沿線など、これから高い確率で開発が進むと目されるエリアは、やはり価格は落ち込み難いように見受けられます。

 


■2016年1月から2018年1月までの平均販売価格推移(出典:TREB)
※グラフはデタッチからコンドまで全てのタイプを含めたものであり、トロント市とその他GTAを含めた平均です。

 


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