エリアによって異なる平均価格の下げ幅について

2018年3月のTREB取引総数は7,228件で、2017年3月の11,954件から-39.5件となりました。平均価格は$784,558となり、2017年同月比で-14.3%でした。新規リスティング数は-12.4%となり有効リスティング数は+103.1%となっています。平均売却日数は+100%とちょうど倍になっており、バイヤーは余裕を持って行動の出来るある意味バランスの取れたマーケットと言えます。物件タイプ別に平均価格を見ますと、コンドアパートの+6.1%をトップにセミデタッチ(準独立住宅)が-8.8%、タウンハウスが-9.5%、最後にデタッチ(独立住宅)が-17.1%の順に並びました。コンドは市内が市外の3倍以上の上昇率を見せており、マーケットを牽引するコンドでも場所による差が明らかですね。
さて、今回は価格減少のエリアによる差とその要因についてお話しましょう。昨年と政策介入による外国籍バイヤーへの15%税と、それに続くモーゲージ規制、金利上昇によりマーケットは停滞し、取引数の大幅減少、平均価格も下がっております。ですが、その平均下げ幅はエリアによって大きく違います。数字から見ると、リッチモンドヒルを筆頭にニューマーケット、スタフビル、マーカム、オーロラなどは昨年比で下げ幅の比較的大きなエリアです。特にリッチモンドヒルは-27%、ニューマーケットは-25%となっていますね。これらエリアの共通点は、政策介入以前に投資目的でのエリア内での購入率が高めだった事です。この場合の投資目的とは外国籍バイヤーのみならずローカルの投資家も含みます。トロントの下げ幅は-5%程度と見られますが、投資以外にも人口が集中し急増加傾向にあり住宅需要が高い事、利便性の高さなどが強みになっており、マーケットを支えています。今後もエリア差に注意を払いながらマーケット動向を見守りましょう。

 


■2016年3月から2018年3月までの平均販売価格推移(出典:TREB)
※グラフはデタッチからコンドまで全てのタイプを含めたものであり、トロント市とその他GTAを含めた平均です。

 


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