カナダ イミグレ ビザ住込みナニークラスのオープンワークパーミットルール改定について

住込みナニークラスのオープンワークパーミットルール改定について

(2012年1月6日記事)

 

 

 

カナダのイミグレ・ビザに関する3択問題で
あなたの知識を深めよう!

文/上原 敏靖

質問


2月15日付で住込みナニークラスのオープンワークパーミットについてルール改定がありました。今月はその内容も含めた本プログラムの理解を深めるための例題です。次のうち正しいものはどれでしょうか。

 

 

 

ケース(1)
現在ワーキングホリデービザでホームステイ先の3歳の子どもの世話をしているAさん。給与明細をもらっているので永住権申請の際に必要な就労期間に含めたいと考えている。

ケース(2)
2年間の住込みナニーとしての就労期間を終えて永住権を申請するBさん。今回の改定により審査が始まる前に最長4年間のオープンワークパーミットを取得できることになった。

ケース(3)
住込みナニークラスから永住権を申請するには申請前にナニーとして3900時間のフルタイム就労時間が必要であるが、Cさんは残業や雇用主のかけもちで1年半後に申請できると考えている。


解答・解説

住込みナニー(リブインケアギバー)は幼児や老人、障害者の世話を住込みで提供する職業です。人手不足のため外国人の就労ビザと、その後の永住権取得のための特別なプログラムがあり、2010年には本プログラムから約1万4000人が永住権を取得しました。しかし、プロセスタイムが長期化しているにも関わらず、従来イニシャルアセスメントが終了するまでの期間(現在約1年半)は、ワークパーミットも取得できませんでした。今回、ここが改定され、申請後間もなくオープンワークパーミットが発行されることとなり、早期にナニー以外の職種に従事することも可能になりました。また、永住権申請前の就労期間の要件については、最初の住込みナニーの就労ビザ発行日から4年間のうち24か月のフルタイム、または、3900時間(但し、少なくとも22か月の就労期間が必要)の就労後に永住権を申請できることになっています。例題のAさんですが、雇用主指定の住込みナニー用の就労ビザを持っていない場合は、このクラスでの永住権申請時において就労期間として申告することはできません。そしてCさんの場合は、必要就労時間だけでなく前述した22か月の就労期間も満たしていなければならず、また同一期間における複数の雇用主宅への”住込み“は事実上不可能です。従って、今回の正しい回答は(2)のみとなります。