カナダ イミグレ ビザ

 

 

 

カナダのイミグレ・ビザに関する3択問題であなたの知識を深めよう!

文/上原 敏靖

Q: 今月は昨年12月31日に発表された外国人一時就労者プログラム(TFWP)のルール改訂に関連した例題を作りました。以下のうち正しい記述はどれでしょうか。

(2013年1月24日記事)

 

ケース(1)
雇用主はLMO(Labor Market Opinion)のコンファメーションレターに記載された諸条件(職種、賃金、雇用条件)を遵守していることを証明するドキュメントを6年間保管することが義務付けられた。

ケース(2)
サービスカナダはLMOの条件遵守状況の査察(Inspection)のために、随時雇用主に関連するドキュメントの提出を要請することが可能になった。また職場への予告なしの立ち入り検査、従業員への聞き取り調査も実施することができるようになった。

ケース(3)
査察の結果、雇用主がLMOの条件を遵守していないと判断された場合は、雇用主は直ちに向こう2年間外国人雇用を禁止され、雇用主名、住所、禁止期間が公開されるだけでなく、過去に遡ってLMOを取り消されることとなった。


解答・解説

昨年からカナダ人の雇用を優先するために、ワークパーミット取得のための第一ステップであるLMOの申請要件が一層厳しくなりました。今回の改訂ではLMO発行後も査察を通じて雇用主に条件遵守を徹底させることに焦点が置かれています。
この査察は、LMO申請時に審査の一環として従来から行なわれていたECR(Employer Compliance Reviews)とは異なり(ECRは継続)、雇用主が外国人の雇用を開始してから6年間いつでも行なうことができるとされています。査察では約束した賃金が支払われているか、従業員に対する搾取が行なわれていないか、また、LMO発行時にカナダ市民やPR保有者にトレーニングを提供することを約束した場合にはその実施状況の確認も含まれます。

今回の改訂で、LMOに関するドキュメントの保管期間は2年から6年に延長されました。しかし、職場への立ち入り検査が行なわれる場合、大半のケースでは事前に予告されることになっています。また、査察の結果、遵守違反が認められた場合は直ちに外国人雇用を禁止されるわけではなく、申し開きの機会を与えられます。そして一定の調整や改善策が実行された場合、外国人の雇用禁止やLMOの取り消しは避けられます。従って、今回は①が正解となります。

 


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