カナダ イミグレ ビザ不法滞在や不法就労について

不法滞在や不法就労について

(2012年3月2日記事)

 

 

 

カナダのイミグレ・ビザに関する3択問題で
あなたの知識を深めよう!

文/上原 敏靖

NORTH WIND

質問


今月は、不法滞在や不法就労についての知識を深めるための例題を作りました。次のうち正しいものはどれでしょうか。

 

 

 

ケース(1)
ワーキングホリデービザを保有してレストランで働いているAさん。今のビザが失効する前にワークパーミットを申請した。申請結果が届くまでの間は同じ雇用主の下で合法的に働ける

ケース(2)
Bさんはワークパーミット延長の申請をしていたが、却下レターが届いた。レターには、直ちにカナダを出国するか、ステータス回復とワークパーミットの再申請を90日以内に行なうように指示があった。そのため、再申請することにしたが、結果が出るまでは合法的に働けると解釈している。

ケース(3)
Cさんは不法就労が見つかり、CBSA (カナダ国境サービス局) のオフィサーに現行犯で逮捕された。身柄の拘束は免れたがパスポートを押収された。オフィスに出向いてパスポートを返却してもらい直ちに出国しようと思う。


解答・解説

CBSAの役割の1つに滞在許可証を持たない外国人を見つけだし、国外退去させる強制執行があります。現在は国家の安全を脅かす者、犯罪行為や犯罪組織に関わる者、難民申請が却下となった後も引き続き残留する外国人の追放を最優先としていますので、ビザ失効後の不法滞在者、不法就労者への強制執行の優先順位は低い傾向にあります。
しかし、その対象であることに変わりはないので注意が必要です。一旦国外退去命令が発行されると理由によって1年または2年、あるいは特別な許可がない限り永久にカナダへの再入国の道が断たれてしまう可能性があります。

まずAさんはインプライドステータスが適用され、雇用主、職種等が同じである限りはビザ失効後も申請結果が出るまでは合法的に就労できます。

Bさんの場合は、却下レターが届いた時点で就労を中止しなければならず、ステータス回復申請期間中は就労できません。

Cさんの場合は直ちには出国できず、Immigration Divisionが行なうAdmissibility Hearingに召喚されて不法就労が確認された後に、または、ヒアリングが省略されてCBSAから直接国外退去命令が出された後に出国します。カナダ出国の際に空港オフィサーに必要書類を提出し、出国の記録が確実に残るようにしなければなりません

今回は(1)が正解となります。