カナダ イミグレ ビザファミリークラス(配偶者、パートナー)からの移民申請について

ファミリークラス(配偶者、パートナー)からの移民申請について

(2012年3月16日記事)

 

 

 

カナダのイミグレ・ビザに関する3択問題で
あなたの知識を深めよう!

文/上原 敏靖

質問


今月はファミリークラス(配偶者、パートナー)からの移民申請についてよくある質問をもとに例題を作りました。次のうち、正しい選択肢はどれでしょうか。

 

 

 

ケース(1)
現在カナディアンのボーイフレンドがいるAさん。お互いにまだ結婚は考えていないので、とりあえずカナダ滞在を延長するためにコモンローパートナーとして移民申請することにした。1年間同棲していれば申請できると聞いたの早速相手のアパートに引っ越すことにした。

ケース(2)
現在ビジターとして滞在中でカナディアンと結婚したBさん。カナダに滞在したまま申請したいので国内申請する予定である。国内申請はオープンワークパーミットを取得できると聞いたので永住権が下りるまでの間働けるメリットがある。

ケース(3)
コモンローパートナーとして移民申請する予定だったが、同居して9カ月目に急遽日本に帰国することになったCさん。その後日本で就職したので当分カナダに戻る予定はない。しかし、2人の関係は続いているのでコンジュガルパートナーとして申請することにした。


解答・解説

コモンローパートナーというのは日本人には馴染みが薄く誤解しやすい言葉ですが、事実上の夫婦関係、つまり婚姻届を出していないこと以外は実態も、本人達の意識も、また周囲の認識においても夫婦同然の関係と捉えることができます。

この点からAさんの関係はまだコモンローとは言い難く、また永住権を取得することを目的として、コモンロー関係に入り申請することは移民法規則第4条に抵触し、申請却下の対象となることがあるので注意が必要です。

次に、Bさんの場合はカナダに滞在したまま、国内申請(国内オフィスで審査)、国外申請(国外オフィスで審査)ともに可能です。オープンワークパーミットはイニシャルアセスメント(現在11-12カ月)終了後に発行されるため、国外申請(通常6-9カ月)した方が実際には早く働けるようになります。また、コンジュガルパートナーはコモンローパートナーの要件である“一年以上の継続した同居”を満たすことができない特殊な事情がある場合にコモンローパートナーとみなすものですが、就職等の個人事情はその理由になりえず、コンジュガルパートーに該当しないと考えられます。

従って今回はいずれも誤りとなります。