カナダ イミグレ ビザ

 

 

 

カナダのイミグレ・ビザに関する3択問題であなたの知識を深めよう!

文/上原 敏靖

Q: 今月はLMO及び就労ビザを雇用主にサポートしてもらう場合に、気をつけなくてはいけない点について取り上げました。以下のケースは就労ビザを取得できる可能性があるでしょうか。

(2013年4月19日記事)

 

ケース(1)
雇用主から、ワーホリ満期後もビザがあれば働いてもいいと言われている。しかし、従業員は全員カナダ市民または永住権保有者で過去に外国人の就労ビザをサポートした経験はないようだ。書類にはサインするので、全て自分で調べて準備するように言われた。

ケース(2)
現在の職場はコミッション制になっており、給与は全額手渡しでもらっている。就労ビザを取得した後も、固定給ではなくセルフエンプロイドとして契約ベースで働くことが条件になっている。

ケース(3)
雇用主は最近ビジネスを立ちあげたばかりで、従業員も2名しかおらず過去に就労ビザをサポートした経験もない。しかし、どうしても私にしかできない業務があるため、就労ビザについて自らリサーチしたり、知り合いの弁護士に相談しているようだ。


解答・解説

一般的に外国人が就労ビザ(ワークパーミット)を取得するためには、オファーされたポジションがカナダ市民、永住権保有者の雇用機会を奪うものでないことのお墨付きを得るために、まずLMO(Labour Market Opinion)を取得する必要があります。LMOの申請は雇用主が行ない、就労ビザ発行後は、オファーした就労条件を遵守することが求められます。従って、雇用主が安易な態度で従業員に”丸投げ“している場合は残念ながら見通しは明るくありません。元々その従業員をどうしても雇用したいと考えていない可能性があります。また、大きな組織の場合は、その上司が本当に外国人雇用の権限を持っているかも確かめる必要があるでしょう。特に雇用主との間に言葉の壁がある場合には、まず初めにこの点をクリアにすることが重要になります。次に、雇用主は約束した給与を外国人就労者に確実に支払うことが義務付けられているため、歩合制やセルフエンプロイドの契約ではLMOを取得することができません。最後に、立ち上げたばかりの会社でも全く可能性がないわけではありません。雇用主側の強力なコミットメント、外国人雇用を必要とする合理的な理由があればチャンスはあります。従って、今回の正解は③になります。

 


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