カナダ イミグレ ビザ

 

 

 

カナダのイミグレ・ビザに関する3択問題であなたの知識を深めよう!

文/上原 敏靖

Q: 今月は虚偽申請に関するケースについて取り上げます。以下の記述のうち正しいものはどれでしょうか。

(2013年8月16日記事)

 

ケース(1)
ウェブ制作会社で働くAさん。自分の職業に求められるIELTSのスコアをどうしても満たせないため、コンサルタントのアドバイスに従って事実とは異なるが、低いスコアで申請書を受理される職業に急遽変更して申請を行った。

ケース(2)
カレッジ卒業のワークパーミット(PGWP)があと数ヶ月で失効してしまうBさん。LMO(Labor Market Opinion)を申請するのに必要なT4などの書類を雇用主から出してもらえず、自分で書類を作成し雇用主の代わりにサインをして提出した。

ケース(3)
移民申請用に中国の警察証明取得を試みたが予想以上に難しい事がわかったCさん。”滞在期間を5ヶ月だったことにすれば不要になる”ことを思いつき、書類を書き換えて提出した。


解答・解説

CICやサービスカナダのオフィサーの中には"Easy"な人もいるので、”見つからないだろう”とたかをくくる申請者もいるようですが、虚偽申請については職業柄直感は鋭く、それを検知するためのトレーニングも行われています。従って、オフィサーを出し抜く事は難しく、万が一虚偽申請が発覚、またはその疑いをかけられると思わぬツケを払う事になります。昨年、コンサルタントに促されて虚偽申請を行い市民権を”遡及的に”剥奪された事件などはその一例です。
本題ですが、移民申請に関して突破口が見出せず追いつめられた場合でも、冷静さを失わない事が重要です。
Aさんはコンサルタントの提案が自分に都合が良かったためこれに飛びついた例です。結果的に虚偽申請の疑いで却下された場合、コンサルタントのみならず、本人も共犯とみなされ、再申請が困難になります。
Bさんの例は協力的でない雇用主に業を煮やし自分で雇用主になりすましてしまった例ですが、むろん、サインの偽造は虚偽申請にあたります。オフィサーから雇用主に連絡があった際に事実が発覚するようです。
Cさんの例も冷静に考えれば不正があるのは明らかなのに安易に考えてしまった例です。申請後、書類の矛盾をつかまれて虚偽申請が明るみに出る場合があります。従って今回は全て虚偽申請になる可能性があります。

 


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