カナダ イミグレ ビザ

 

 

 

カナダのイミグレ・ビザに関する3択問題であなたの知識を深めよう!

文/上原 敏靖

Q: 今月は7月31日付で発表されたLMO(Labour Market Opinion)申請についてのルール改訂を取り上げます。正しい記述はどれでしょう。

(2013年9月20日記事)

 

ケース(1)
これまで申請料はかからなかったが、これが有料化され、申請するポジションごとに費用が徴収されることになった。しかし、申請を却下された場合は返金される。

ケース(2)
基本的にはカナダの公用語である英語、フランス語以外の言語能力を必須条件として申請することはできなくなり、例外を主張して申請した場合でも、オフィサーの裁量で却下されることがある。

ケース(3)
これまではLMO申請前に最低2週間の求人広告掲載を求められていたが、ルール改訂後は最低4週間の掲載が必要になった。


解答・解説

4月初旬にRBC(ロイヤルバンクオブカナダ)が社内IT部門の職員45人を解雇し、その業務をインドのIT企業に委託、トレーニングしてカナダで採用することについて、カナダ政府が許可した事が問題となりました。これを受けて、外国人一時雇用プログラムをより厳格に運用するために、LMOの申請要件改訂が行われています。改訂内容の多くは雇用主がカナダ市民や永住権保有者を優先せずに、安易に外国人雇用しようとする動きを牽制する内容となっています。
これまでLMOの申請料は無料で、雇用主の負担はありませんでしたが、今回の改訂でポジションごとに275ドルの申請料がかかります。例えばレストランで3人のクックを申請する場合は合計825ドルかかることになります。尚、申請が却された場合でも返金はありません。次に、これまでも英語、フランス語以外の言語能力を必須条件として外国人雇用を申請するためにはオフィサーを十分納得させる説明が必要でしたが、この点についてこれまでより審査が厳しくなる事が改めて強調されています。最後に申請前のリクルート活動についても、カナダ市民、永住権保有者を雇用するために一層の努力が求められるようになり、4週間以上の広告掲載や広告内容の厳格な基準も盛り込まれています。
したがって今回の正解は②と③になります。
今回の改訂によって申請までの準備期間が長くなる事やオフィサーが審査に時間をかける事が予想されているため、LMOの準備は早めに始める事をお勧めします。

 


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