カナダ イミグレ ビザ

 

 

 

カナダのイミグレ・ビザに関する3択問題であなたの知識を深めよう!

文/上原 敏靖

Q. 8月17日に移民省より個人移民プログラムに関して来年1月以降に実施予定の改正案が発表されました。次のうち正しいものはどれでしょうか。

(2012年9月21日記事)

 

ケース(1)
連邦スキルワーカーの申請要件が見直され、申請のために必要な語学力の基準が設定されることになり、この基準の設定は移民省大臣に委ねられる。

ケース(2)
カナダ経験クラスからの申請要件は、カナダの2年間のカレッジコースを修了していない場合はカナダでの2年間の就労が必要であるが、改正により1年で申請できるようになる。

ケース(3)
連邦スキルドトレードクラスが新設されることになり、技能工としての資格と経験を有するものは、申請の条件として学歴、語学力はそれほど重視されなくなる。


解答・解説

カナダ政府は今回の改正によって現行のポイントシステムを改善し、カナダの労働市場ニーズにより適合した移民希望者を受け入れ、カナダ経済に早期貢献できるようにすることを目的としています。連邦スキルワーカーについては語学力重視が打ち出され、全体の中で第一言語のポイント配分が増え、申請にあたっては移民省大臣によって設定される一定スコア以上であることを要求されます。この他にも、18~35歳の若年層に優先的に年齢ポイントが与えられたり、雇用保証のポイントについてもAEO(Arranged Employment Opinion)が廃止されるなどの変更があります。更に職務経験で最大のポイントを取得するには6年間の就労年数を求められます。このように連邦スキルワーカーは全体的に基準が厳しくなるのに対し、カナダ経験クラスは、カナダでの職務経験が1年でも申請できるようになり条件が緩和される方向にあります。また、特定の技能工(電気、建設、農業、鉱業、製造業、シェフ、パン職人など)は新設されるスキルドトレードクラスからの申請が可能となり、これまで学歴等により連邦スキルワーカーのポイントを満たせなかった申請者にも新たな道が開かれます。但し、こちらも必要な語学力のレベルが設定されるため、今後は以上のどのクラスから申請するにしても一定の英語力は必須となりそうです。従って今回は1)と2)が正解となります。

 


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