カナダ イミグレ ビザ

 

 

 

カナダのイミグレ・ビザに関する3択問題であなたの知識を深めよう!

文/上原 敏靖

Q: 今月はビザや移民申請で気をつけなければならない虚偽申請(ミスリプレゼンテ-ション)について取り上げます。以下のケースは虚偽申請に当たるでしょうか。

(2012年10月19日記事)

 

ケース(1)
現在ワーキングホリデービザでレストランで働いているが、雇用主がワークパーミットをサポートしてくれることになった。日本での職歴については知り合いのレストランのマネージャーから2年間働いていたことにしてレファレンスレターを書いてもらうことにした。

ケース(2)
永住権を取得したが仕事の都合で日本に帰国することになり、5年のうち2年のカナダ居住要件を満たせそうにない。そこで友人宅の住所を借りてそこに居住していることにし税務申告もしてPRカード更新の申請をすることにした。

ケース(3)
10年以上前に米国で不法滞在が見つかり出国命令を受けたことがあるが、移民申請フォームの過去のビザ却下歴に関する質問には、うっかり申告するのを忘れてNOと答えて提出した。


解答・解説

数カ月前、移民省大臣が、虚偽申請によって市民権を取得した約3000人の市民権取消を決定し、更に11000人を調査中、現在カナダ国外に居住する5000人にも虚偽申請の疑いがあると発表しました。現移民省は虚偽申請による移民、市民権取得の取り締まりに高いプライオリティーを置いており、過去に遡っての権利剥奪も辞さない構えです。虚偽申請が確定すると本人の移民、市民権が剥奪されるだけでなく、それに加担した移民コンサルタントや弁護士も免許停止または剥奪となり、更に深刻なケースでは移民法違反で起訴の対象となります。ここまでに至らない通常のビザや移民申請においても、一旦虚偽の疑いをかけられると審査が長引き、その疑いが原因で最終的に申請拒否処分となった場合は申請者の“信頼性”が著しく傷つけられ、再申請が困難になります。虚偽申請については“そんなに重要だと思わなかった“、“忘れていた”という言い訳は通用しないので、申請に当たってはエクストラの注意が必要になります。また事実と異なる嘘の申告をするだけでなく、重大な事実を隠して申告しないことも虚偽申請に当たるので注意が必要です。今回のケースはいずれも虚偽申請に当たります。

 


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