カナダ イミグレ ビザ

 

 

 

カナダのイミグレ・ビザに関する3択問題であなたの知識を深めよう!

文/上原 敏靖

Q: 今月はビザや移民申請の代行業者によるサポートに関する移民法や規制団体のルールについて取り上げます。ネット上で見つけられる次のような広告文句は合法的であると言えるでしょうか。

(2012年11月16日記事)

 

ケース(1)
100%カナダ永住権をゲットできる方法をあなただけにお教えします。このプログラムに参加した人は皆100%永住権がもらえます。最も安くて早くビザがとれる期間限定のキャンペーン、ご相談はお早めに!

ケース(2)
カナダにおいては最近ガイドラインが変更となり、ビザのアドバイスだけでなく代行業務もライセンスがなくても可能になりました。皆さまに安心してご利用いただけます!

ケース(3)
当社は カナダ政府公認の移民事務所です。元移民局勤務経験者が、安心価格で申請代行サービスを提供します。お預かりした情報を元にオンラインで代理申請を致します。実績NO.1の当社にお任せください!


解答・解説

今回のテーマについて、日本語で書かれたものを対象にグーグル検索をかけたところ、合法的とはいえない広告が意外と多くみつかりました。違法業者の詐欺の犠牲とならないようにカナダ政府もウェブやキャンペーンを通じて精力的に訴えていますが、実態は撲滅にはまだ程遠いようです。1) の広告については、ビザ発行の許可は移民局の担当オフィサーが最終的に判断するものなので100%の保証は不可能であり、また、こうした謳い文句を広告に掲載することは移民コンサルタント協会(ICCRC)の規定にも違反します。2)の広告は、意図的なのか勘違いなのか現移民法と全く逆のことを言っており、実際は昨年7月から、カナダのビザや永住権については代理申請だけでなくアドバイス提供もカナダ弁護士協会(Law Society)かICCRCの会員でなければ有料サポートを提供できないことになっています。3)については“カナダ政府公認の移民事務所”というものは存在せず、会員個人にライセンスが与えられますので不適切です。また、元移民局勤務者であろうとなかろうと、代理人資格のない者がオンラインでなり済まし申請をするのは虚偽申請にあたり、何らかの形でこれが発覚すると申請結果について遡及的に影響の及ぶ可能性があるので申請者も注意が必要です。従って、今回は全て違法広告になります。(広告内容は実際のものを一部変更しています。)

 


<「カナダ イミグレ ビザ」一覧へ

<コラム一覧へ