カナダ イミグレ ビザファミリークラスで親族をカナダに呼び寄せるケースについて

ファミリークラスで親族をカナダに呼び寄せるケースについて

(2011年11月18日記事)

 

 

 

カナダのイミグレ・ビザに関する3択問題で
あなたの知識を深めよう!

文/上原 敏靖

質問


新移住者の中には日本に残した家族をカナダへ呼び寄せたいと考える方もいらっしゃると思います。今月はファミリークラスで親族をカナダに呼び寄せるケースです。次のうち実現可能性のあるものはどれでしょう。

 

 

 

ケース(1)
Aさんの妹は24歳独身で来年3月に大学院を卒業し就職する予定である。これまで一貫して親に学費を払ってもらっていた。妹はカナダ移住を強く希望しているため、親をファミリークラスで呼び寄せる際に同伴者として申請に加えることにした。

ケース(2)
Bさんは高齢の両親をカナダに呼び寄せたいと思っている。Bさんはカナダ人の夫との間に子どもが1人、また夫と前妻との間に生まれた子ども2人を引きとり養育しているので計5人家族。昨年の2人の収入は合わせて10万ドル弱だった。

ケース(3)
Cさんは現在日本で一人で暮らしている父親をカナダに呼び寄せたいと考えているが、父親は半年前から腎臓を患い人工透析を受けている。但し、カナダ移住後も治療費を自己負担できるだけの十分な資産を持っている。


解答・解説

カナダ移民法では配偶者、コモンローパートナー、22歳未満の子ども以外にも、両親や祖父母、親の同伴者として22歳未満の兄弟などを呼び寄せることができます。また、兄弟が現在22歳以上でも22歳になる前から親に経済的に依存してフルタイムの学生を続けている場合は、親の同伴者として呼び寄せることが可能です。しかしながら、ランディングの際に学校を既に卒業して経済的に自立していたり、結婚している場合は永住権は発行されません。つまり、Aさんの妹は就職してしまうことで要件を満たさなくなります。次にBさんは、申請時に家族メンバーを経済的に支えるための収入要件を満たせば呼び寄せが可能です。両親を呼び寄せることで家族メンバーは7人となります。現在7人家族の最低収入金額は5万8827ドルですが、Bさんはこの要件を十分満たしているので大丈夫でしょう。最後のケースですが、移民法によるとカナダ市民の平均以上の医療費がかかると予想される申請者には永住権を発行しないとされていますが、見積もられる医療費はケースバイケースなので全く可能性がないわけではありません。よって回答は(2)と(3)になります。
注意:11月4日付けで当プログラムの変更が発表されました。次号にて改めて取り上げます。