いのちを生きる心と身体 (2016年2月5日記事)



その2:わたしの姿!?

高層ビルのとあるレストラン…美味しいコーヒーの香りに包まれて幸せな私。ふとスクランブル交差点を見下ろすと、どこかで見たことのある後ろ姿。あれっ、私? 何だか違うなあ、と思っている内に目覚ましが鳴り響きました。

毎日、鏡で前姿(顔や全身)を見て、当たり前のように“自分であること”を認識しています。でも、後ろ姿をよ~く観たことがありますか? 夢を見る数日前、庭を歩く私の後ろ姿が写っている動画を見た時、何だかおかしいと思いました。 医療者の直感です。夢は、その動画のことが気にかかっていたからでしょうか。

早速、整形外科医を受診。「左股関節が内側にくい込んでいる。軸足が左側のために左下肢に負担がかかり、右に比べてどうしても短くなる傾向。そのため、後ろから見ると右側腰骨が高くなっている」と指摘されました。そう言えば、左股関節が時々痛かったのです。正にガッテン!

さて、最近とても気になるのは若い人たちの歩き方です。 高く重い靴底を引きずりながら(ぼてぼてと)歩くので、膝は曲がり、O脚傾向がみられます。次第に足の親指に力を入れない歩き方が習慣となって、膝の内側に体重がかかり、内側の関節軟骨のすり減りが進行。やがて姿勢が崩れていき、腰や股関節に負担がかかっていきます。これに肥満や運動不足が加わると、中高年になった頃は変形性膝関節症にまっしぐら!? 脅しているわけではありませんよ。日本人は特にO脚が多いのです。O脚のサインは、足をそろえて立つと両ひざの間が広く開き、靴の外側がすり減っています。さあ、チェックしてみましょう。

私は、O脚予防にスーパーモデル・ウォーキングを取り入れています。膝をしっかり伸ばし、かかとから足を下ろします。その時、つま先は中央線からやや外向きに下ろし、普段の歩幅より少し大股に歩きます。身長差30センチの夫と歩くと、以前は小走りになりがちでしたが、今は一緒に悠然と歩いてます。「歩く姿勢がいいですね」と知らない人にも声をかけられビックリポンです(笑)。

例の夢から7年、前から後ろから全身を観察し、歩き方や靴の選び方に注意し、定期的に整体術師にアドバイスをもらっています。加齢とともに全身機能は落ちていきますが、健康行動に心がければ悪化を防ぐことができます。あなたもしっかり自身の姿を観察してみましょう!




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