いのちを生きる心と身体 (2016年4月1日記事)



その4:両手を何のために使いましょう?

朝起きてトイレへ。顔を洗い、洋服を着替え、朝ごはんを食べて、歯磨き。洗濯機を回しながらスマホに返信、台所を片付けてゴミ出し…両手は休む暇なく朝からフル回転。しかも、1日中働き続けます。でも、あなたは一番大事なことに両手を十分に使っていません。“健康を守る”ために1日どのくらい手を活用しているのか、考えたことがありますか?

触れて感じる、微妙に力を加減して物をつかむ、細やかな動きをする、など手はとても繊細な機能を持っています。健康を守るためにそれらの機能を使わないなんて、本当にもったいない!

と言っても、最近は手を十分に使って患者を診ようとしない医師が増えています。コンピューター画面だけを見ながら問診する医師にビックリしました。「あなた! 打ち身した私の首を触らなくていいの? どのくらい脹れているか確認しなくてもいいの?」と、思わず怒鳴ってやりたいくらいでした。検査所見だけに頼る典型的な医師の姿…。検査機器のない場所では(たとえば飛行機内や災害時など)どう対処するのでしょうね? ついつい心配になってしまいます。

私は、両手で石鹸を泡立てて全身を洗います。手の届かない所や足の手入れには専用グッズを使いますが、主たる手段は両手。もう30年も続けています。先日、NHK放送で皮膚科医がこの方法を勧めていました。やっとか…という感がしてます。

いつも全身を触っているので、皮膚の乾燥、荒れ(ザラザラ感)、角質(エイジングによる変化)、吹き出物などが直ぐにわかるし、気候や体調による変化にいち早く気づくことができます。また、入浴の際に必ず乳房のがんチェックをします。右胸をチェックする際は右手を上げ、左手の平で右胸全体を左右に数回、上下に数回、そして円陣を描くように触わり、最後に脇の下を。左胸の場合は左手を上げ、右手の平で同様に。毎日直接触っているのですから、どんな小さな変化にも気づく自信があります。もちろん検診も受けていますが、日々のチェックこそ早期発見の基本!

また、時々は脈にも触れ、早さ、強弱(大小)、リズムを感じています。日頃を知っておくと、体調の悪い時にその違いがわかります。

身体が発するサインを感じ取る“黄金の手”を誰もが持っています。いのちを守るために惜しみなく使いましょう!




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