いのちを生きる心と身体 (2016年5月6日記事)



その5:見ているのに観ていない!?

前回のコラムで話題にした手と同様、目も健康を守るための大きな助っ人です。顔色、皮膚、排泄物(尿&便)などが発するサインをとらえます。でも、“見ているのに観ていない”場合が何と多いのでしょう!

顔色と目、口を観る
顔色が青白いと感じたら、貧血の疑いがあります。目の中の粘膜の色を確認してみましょう。いつもの赤みが消え、白っぽくなっていませんか? 貧血や胃腸不良で舌が荒れ、口内炎ができることがあります。唇が荒れる時はビタミン不足が考えられます。また、ストレスが重なると舌が白っぽくなることも。顔も白目も黄色くなったら黄疸、あから顔になると高血圧や心疾患が疑われます。
ですが、このようなサインに気づくのは難しいのです。それは“いつもの”状態をよく知らないからです。目の粘膜の色や、舌の色や状態を知っていますか? “いつもの”状態を知っておかないと、異常サインかどうかわかりませんよ。さあ、さっそく今のあなたの状態を鏡でチェックしましょう。

皮膚を観る
前回「いつも両手で身体を洗っている」と話しましたが、触ると同様に目で“観察する”ことも大切です。ホクロ、色素班やしこりがいつ頃からできたか、大きさは変化しているかなど、その経過に注意しましょう。皮膚の病気の兆候を判断するのは難しいので、気になったら放っておかずに受診を! 経過を撮った写真が役立ちます。

尿と便を観る
健康な人の尿量は1日1~1.5リットル、多少の濃淡はあっても、淡黄褐色で透明。水分摂取が少ないと色が濃くなります。赤かったり、白かったり、濁っている場合は尿検査を! 臭いにも気をつけましょう。
便は1日200グラム程度が目安。黄褐色でバナナサイズの太さ&長さが理想。水分摂取が少ないと硬くなります。野菜中心の場合は黄褐色、肉食では色が濃くなる傾向に。胃や十二指腸に潰瘍やガンがあるとタール状の暗赤色に。痔があると便に血が混じります。私は、形や色から食事や水分の偏りなどチェックします。 過去はあまり振り返らないようにしていますが、尿・便は振り返ってよ~く観察しています(笑)。




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