いのちを生きる心と身体 (2016年8月5日記事)



その8:人にはなかなか話せない便秘&下痢

前号で、私の便秘解消法についてありのままを伝えました。なかなか人に話せない話題なので、何かしらの参考になればと願ったからです。実際、便秘や下痢で悩む若い人も多いようです。これは現代社会のさまざまな要因(食事や生活時間の乱れ、睡眠障害やストレス増加など)が大きく関連しています。

人は飲まず食わずでは生きていけません。また、適切に身体から排泄しなければ、これもまた生きていけません。単純に日々繰り返されるIn & Out がいのちの源なのです。そう考えると、「たかが便の話」と言ってはいられません。

50歳を過ぎた頃、油ものを食べると時々下痢するようになりました。原因としては、小腸を通過する際に消化吸収を助ける分解酵素の働きが年齢と共に落ちてきたのではないか、と考えられます。また、自宅で油を使って料理をした時は下痢しないので、外食の酸化した古い油が問題だった、とも思われます。ここ10年は特に食生活に気をつけているので、有難いことに便秘や下痢をせずに過ごせています。

突然の下痢には、油や牛乳、消化不良に食あたり、食べ過ぎ、風邪、二日酔いなどさまざまな原因があります。また、食材に含まれる“ある種の糖”は分解されにくく、下痢の原因になることも。ネギ、マッシュルーム、牛乳、マンゴー、タマネギ、ブロッコリー、アスパラ、大豆、ニンニク、蜂蜜、リンゴ、洋ナシ、チーズ、パスタ、パンなどに含まれています。普段からお腹の弱い人は、下痢とそれら食材との関連性について観察するのも対策の1つでしょうか。やはり、原因を探る方法は食べた物をよく調べることです!

しかし、原因の心当たり(特別な理由)がなく慢性的に下痢や便秘を繰り返す場合は、過敏性腸症候群という病気が潜んでいる可能性があります。過敏性腸症候群の場合は腹痛や腹部不快感を伴います。そして常にトイレが気になって、勉強や仕事など社会生活に支障をきたすようになります。

そういった状態に悩んでいる人は、体質だとあきらめてしまったり、市販薬で対処したりするのではなく、ホームドクターや消化器内科のスペシャリストに相談してみましょう。




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