いのちを生きる心と身体 (2017年7月14日記事)



その19:女性に多い尿のトラブル!

尿トラブル(泌尿器の病気)は他者にどうしても話しにくいので、症状があっても放置しがちです。頻尿、残尿感や排尿時の痛みがありますか?それは膀胱炎かもしれません。
上記の症状があれば、まず受診して適切な治療を受けましょう。膀胱炎を繰り返さないためには、日常生活におけるケアがとても大切になります。
膀胱炎の約9割は急性膀胱炎。主に大腸菌が侵入して起こります。大腸菌は便に含まれるほか肛門や膣周囲にもいます。女性に多い病気とされる理由は、女性の場合は肛門と尿道が近くにあり、尿道の長さも男性より短いので、細菌が膀胱に侵入しやすいためです。若い女性や閉経後の女性によく見られます。特に、閉経後は女性ホルモン低下に伴い、膣の自浄作用が低下。さらに膀胱を支える筋力が落ち、尿をすべて出し切れなくなり、膀胱内が細菌の増殖しやすい環境へ。
排尿後、どのようにトイレットペーパーを使っていますか? 女性の場合、細菌侵入を防ぐために「前から後ろ(尿道、膣、肛門の順)」に拭きます。家族に女のお子さんがいれば指導しましょう。温水洗浄便座の洗浄水は後ろ(肛門側)から噴出するので、最後に尿道口もよく洗います。生理用ナプキンや尿もれパッドはこまめに取り替えます。性行為前はシャワーを浴び、行為後は早めの排尿を心がけましょう。
大腸菌は腸を住みかとする常在菌。便秘によって便が長く腸に留まっていると増えます。便秘改善はなかなか手ごわい課題です。生活習慣を見直すことから始めるしかないですね。しっかり3食、特に朝食を摂りましょう! 食べることによって大腸が動いて便意を催します。朝がとても忙しく、排便時間が取れない場合は、生活スタイルに合った排泄時間を検討し、便意をうまく活用した排便習慣を確立しましょう。大腸環境を良い状態に整える(腸内の善玉菌を増やす)ための食事内容も大切になります。
また、水分を十分にとることも大事! たくさん水分をとれば、便のみでなく尿の排泄も促され、膀胱の中をきれいに保つことができます。水の流れが常によければ、川がきれいになるのと同じです。
膀胱炎を繰り返している人は、本日の内容を参考に生活を振り返り、原因となるものに思い当ることがないか…よく考えてみてくださいね。


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