蔵の道 其の一(2012年7月20日記事)

こんにちは。南部美人 五代目蔵元の久慈です。

KAMPAI TORONTO

カナダ、トロントの皆さんこんにちは。私は岩手県の北のはずれ二戸市(にのへし)というところで「南部美人」という地酒を醸している五代目蔵元の久慈浩介です。これから日本酒のイロハや豆知識、そして日本の最新地酒情報などをこのコラムで書かさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。

現在南部美人は世界21か国へ輸出をしております。カナダへも2008年から正式に輸出を始め、今現在も順調にたくさんの皆さんに南部美人を飲んでいただいています。
私は年に10回から15回程度、海外へ出張します。カナダにも年に一度は行くようにしております。海外で何をしているかというと、お酒の試飲会や商談会、そしてレストランへの日本酒セミナーなどが主な仕事です。現地に住んでいる人たちに、日本の地酒の素晴らしさ、おいしさ、蔵の物語など、蔵元にしか出来ない話の付加価値と共に、自身のお酒を飲んでいただくことで、日本酒の素晴らしさを伝えております。
私は今40歳ですが、高校生のときに岩手県の代表20人に選ばれ、アメリカへ一か月ですが短期留学をさせていただきました。その帰りにニューヨークに立ち寄り、エンパイヤーステートビルから夜景を眺めながら、世界で日本酒、しかも家業の南部美人を飲んでもらえたらどんなに素敵だろう、と大いなる夢を抱いて帰国しました。
その後、日本の醸造学の最高峰である東京農業大学醸造学科に入学し、会社に帰り、世界中で美味しい日本酒を広めて行きたい、という同じ志を持った仲間達と日本酒の啓蒙普及を世界でしていく団体「日本酒輸出協会(SEA)」を1997年に立ち上げました。そして、ニューヨークを皮切りに、世界中で日本酒のセミナーと試飲会をさせていただいています。今年はトロントでも「KAMPAI TORONTO」という大きな試飲会がありましたが、そこにも南部美人ブースを出展させていただき、たくさんのトロントの日本酒ファンに南部美人を飲んでいただきました。
今回は自己紹介になってしまいましたが、次回からは日本における最新日本酒情報なども織り交ぜながら書いていこうと思います。
世界中で日本酒で乾杯が出来る事を夢見て、これからも素晴らしい地酒の価値観と魂を世界中に発信していきたいと思います。


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