蔵の道其の二十四(2014年7月4日記事)

和醸和楽

日本には1300以上の酒蔵があり、今でも脈々と地域に根ざし、代々商売をしております。各県では酒造組合という組織をつくり、酒蔵が力をあわせてその地域の日本酒の需要を掘り起こしたり、様々なイベントを通して日本酒の良さを伝えています。また、吟醸酒を熱心に造っている全国の蔵元が集まる「日本吟醸 酒協会」や純米酒を熱心に造っている全国の蔵元が集まる「純粋日本酒協会」など、様々な集まりがあります。


そんな中、全国の酒蔵の若手蔵元と若手酒販店があつまり、本当に日本酒の未来を考え、活動を共にして行こうではないか、という集まりが出来ました。それが「和醸和楽」という団体です。この和醸和楽は、「0杯を1杯に」という大命題を掲げています。先に話した酒造組合や各種団体ではすでに日本酒を好きな方で、その中でも「これが好き」というものを持っている方に2杯目、3杯目を飲んでいただく会ですが、和醸和楽は日本酒を飲んだことの無い世代、または昔飲んだけどおいしくない日本酒を飲んでしまい、今は飲んでいない方々など、「0杯」の方に、本当においしい日本酒を「1杯」飲んでいただき、さらなる ファンを作り上げていく活動をしています。

活動内容としては、雑誌「日経EW」さんと手を組んで、立ち上げのイベントを開催させていただきましたし、一番力を入れている事業である、日本酒のことをアカデミックに学んでいただく「酒アカデミー」は、大阪の辻調理師専門学校さんと組んで、1年を通して日本酒の授業を辻調理師専門学校を卒業した方々や学生にしています。この酒アカデミーは、日本酒のことをより学んでいただき、学んだ方々は日本酒のオピニオンリーダーになっていただけるような本格的な内容となっています。

福井県の「黒龍」の水野直人社長を会長に、今現在日本で最も評価されている地酒の蔵元と、日本でも有数の地酒専門店の若き当主が集まっています。

今年も様々な活動をしていきますが、将来的に和醸和楽は海外での日本酒普及も視野に入れております。近い将来、和醸和楽という言葉が世界でも聞こえるときが来るかもしれません。そのときは、是非私達の活動を見に来てくださいね。



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