蔵の道其の二十六(2014年9月5日記事)

日本の大きな日本酒試飲会― その2 ―

前回から日本での試飲会の情報を出していますが、今回は「吟醸酒を味わう会」です。この試飲会は日本吟醸酒協会という、日本中の吟醸酒に力を入れて造っている蔵元が集まり結成した団体が主催しています。実に20年も前からこの団体は活動を続けており、日本の試飲会の中でも草分け的な存在となっています。吟醸酒を味わう会、とは、その名の通り、吟醸酒、純米吟醸酒、大吟醸酒、純米大吟醸酒などの「吟醸」という高品質規格がつくお酒だけを出品することができます。


加盟の蔵元も46社あり、春には東京で試飲会、秋には大阪と東京で試飲会を開催しています。この吟醸酒を味わう会の特徴は、つまみなどの料理がほとんど無く、お酒の味自体をしっかりと味わってほしいというコンセプトです。

昨年から春の東京での吟醸酒を味わう会には軽いつまみを出しましたが、それ以外はお酒だけのガチンコ試飲会となっています。吟醸酒というお酒は、華やかで繊細な香りが特徴ですから、つけものや煮物など、つまみの香りが お酒の香りを邪魔してしまうため、今まではお酒だけの試飲会を続けていました。

しかし、時代も変わり、昨年の春の東京での吟醸酒を味わう会でつまみを出したところ、非常に好評だったため、今後はつまみとの相性などもやっていくと思います。
実は、この主催している吟醸酒協会ですが、試飲会はつまみなしでやってきていましたので、どうしても料理と一緒に吟醸酒を味わいたい、という方々のために、以前は東京駅で「吟醸バー」なるものを営業しておりました。

毎週特集の蔵元がバーに来て、直接お客さんと語らいながら一緒に飲んだり、つまみも全国の加盟蔵元のお膝元から取り寄せた特選の珍味だったり、スタンプラリーをして、全種類を飲むとお酒がプレゼントされたり、一般には飲むことができない鑑評会出品酒を常時飲むことができたりと、本当にいろいろな挑戦をさせていただきました。

また、この吟醸酒協会は、昨年世界で初めてニューヨークにある国際連合(UN)において、吟醸酒を楽しむ会を開催し、国連加盟の193か国の方々に吟醸酒を味わっていただくことが出来ました。
春の東京での試飲会と秋の大阪、東京での試飲会は毎年開催していますので、是非興味のある方は参加してみてください。

● 純米酒フェスティバルホームページ
www.fullnet.co.jp



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