蔵の道其の五十三(2016年12月2日記事)

酒サムライ叙任式

10月20日に第11回目の酒サムライの叙任式が京都の下鴨神社の境内で行なわれました。下鴨神社は世界遺産に登録されている日本の至宝でもあります。

酒サムライは11年前にスタートした事業です。全国の若手蔵元で組織する日本酒造青年協議会が日本酒を日本国内のみならず、世界に伝えていくために結成しました。毎年、日本酒の素晴らしさを国内外に広めることに貢献した人、または貢献する可能性を持つ人に対して酒サムライの叙任式が行なわれており、これまで多くの日本人、外国人が酒サムライの称号を叙任され、本年は5人が選ばれました。日本ソムリエ協会会長の田崎真也さん、日本食や日本酒、食器などを扱うMutual Trading の事業開発部長の上野俊男さん、韓国から日本への観光客受け入れ業務を行なうリンカイ代表取締役で、韓国での日本酒のPRイベントなども行なう李容淑さん、香港の焼き鳥店Yardbirdレストラングループで日本酒や焼酎、ワイン等の飲料メニューのコンサルタントを務めるElliot James Faberさん、イタリア最大手のデジタルマーケティング会社DOING社の最高責任者で、デジタルコミュニケーションを通じて、日本酒の販売やバイヤー紹介などにも取り組むMarco Massarottoさんの5人です。


日本酒は、今、世界で高い評価を受けています。その事実はここ近年、少しずつですが日本国内へも伝わってきています。

叙任者のひとりである田崎さんは、今年2月から日本ソムリエ協会会長に就任し、その際のご挨拶で、日本のソムリエは日本酒を勉強しなければいけない、日本ソムリエ協会は積極的に日本酒を学ぶ機会をつくる、とお話しされたそうです。

まだカナダからは酒サムライが誕生していないのは残念ですが、いつの日かカナダから初の酒サムライが誕生することを心から願っています。

色々な国で多くの人が、真剣に日本酒を愛し、広めてくれるこの時代に生まれて本当によかったです。蔵元として、酒サムライの皆さんとこれからも連携してしっかりと頑張っていきたいと思います。

世界へ日本酒が浸透していくために、これからも皆様の協力を頂きながら進んでいきたいです。


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