のんびりアート Vol.58

速達郵便でーす。

(2011年10月21日記事)


ビーバーさん、お元気ですか。長ーいことビーバーさんの姿を見ていないので手紙を書く事にしました。まず楽しかった事を書きます。
ついこの前、レスリースピットに自転車で行ったのですョ。いつもおにぎりを食べる所でめずらしい植物を見つけ、スケッチをしたのでした。その植物は20cm位の高さに伸び、とげのある直径3cm程のと、それより小さい2つの緑の実をつけて、小さいながらも大木(?)の雰囲気なのでした。
そして、僕は、…ハハァ、この植物は「増やせ!」というミッションを持ってここに根をおろし成長したのだな… と思ったのです。小さいながらも実を結び、それを散らせて次の年、世代に続けようとしているのですから。…水彩画を描き終わって、フト近くの藪の中を見ると、アレーッ、野うさぎさんがこちらを見ている ではありませんか!!
気がつかなかったけれど、僕がスケッチしている姿を見ていたのだろうか?と、不思議な気持ちになると同時に、ワーッと嬉しい気分になったのでした…(この次は、ビーバーさん見に来て下さい)。
ところで、ビーバーさんが住んでいるレスリースピットやチェリービーチから近く、ドンリバーがオンタリオ湖にそそぐ河口、長い運河やコミッショナー通りが伸びている所…の広い面積が、新しく開発される様子です。僕の希望としては、第2のハイパークみたいなのがいいなと思うのですが…。色々の種類の木を沢山植えて、山があったり、川があったり、沼があったりします。木は酸素を作ってくれます。木の下でのんびり、ピクニックと昼寝ができます。木はいろんな小鳥や動物達に家を提供します。… そんな、ごく普通の事に目を向け、大切にする事が、今、一番必要だと思うからです。
ドッキリ場面です。思い切って書きます。最近の世の現実です。…あるマーケットの中、10代後半の青年、自分の買った品物をキャッシャーのカウンター上に載せる。その前後、間中、誰かと電話で話し続け、カードで支払いし、一瞬たりともキャッシャーの人と顔を合わせる事もせず、言葉も発せず、電話の会話を続けたまま立ち去ったのでした…。もしかして、人間は少しずつロボ化しているのかもネ。ビーバーさんも知っている事と思いますが、ここ数年、人間生活の、機能や能率、便利さなどばかりが一生懸命に追求されています。
コミュニケーションの道具はあふれる程。玩具で遊ぶような、マシーンの魅(魔)力に眩惑し、心の中の「木」まで枯らしているみたいです。ネットワークの中の数など錯覚でしかないのにネ。長ーいことビーバーさんの姿を見ていないので、元気に暮らしているだろうかと思い出しています。
近々、偶然に会える事を楽しみにして…。その時まで、バイバイ。