Vol. 12: 肉にも魚にも合うロゼワイン

これまで、フランスワインについて少し深く探ってきましたが、夏でのすので、暑い季節に飲まれる定番のワイン、ロゼワインのお話をしたいと思います。

ロゼワインというと甘口のワインを想像される方が多いですが、それはちょっと昔の話です。現在の主流はドライ。そして軽めのロゼもあれば、色の濃いどっしりとした本格的なロゼワインもあり、スタイルも生産者や産地によってさまざまです。

ロゼワインは、白ワインと赤ワインをブレンドして造るのではなく(基本的にその方法は禁止されています)、どちらかというと白ワインに近い形で生産されます。白ワインは、白ブドウを圧砕し流れ出たジュースを発酵することで出来上がります。ここで白ブドウではなく黒ブドウを使うと、流れ出てくるジュースは赤みを帯びており、ロゼワインとなります。生産者によっては、このジュースに果皮を12時間~48時間浸け込んで、さらに色とフレーバーを抽出します。ちなみにこの浸け込み時間を1週間ほどにすれば、赤ワインとなります。つまりロゼワインとは、赤ワインのエッセンスを持った白ワインだと思ってもらうと、わかりやすいでしょう。ロゼの中でもスペインや南フランスなど温暖な地方のものは、もともとのブドウの皮の色合いも濃いため、スパイシーでフルボディ。タンニン(渋み)には欠けますが、赤ワイン派にも喜んでいただけるワインです。大勢で食事をする場合、白ワイン派の人がいれば、赤ワイン派の人もいます。そして、魚料理を食べる人や、肉料理を選ぶ人などさまざまです。それら全ての希望を叶えるのはちょっと大変ですよね。そんな時には、ロゼワインを合わせるのも手です。ドライでフルボディタイプのものは、特に料理に良く合います。

ぜひ、この夏は色々なタイプのロゼワインを楽しんでいただけたらと思います。ロゼスパークリングも忘れずに。



今回のオススメ!
Caves d'Esclans Whispering Angel Rosé 2015


 

一般的に、ロゼは赤ワインづくりで余った黒ブドウで造られます。つまり、赤ワインの副産物。ところが、Chateau d'Esclansはストイックにロゼだけを造り、世界中の評論家を魅了しています。このワインは、彼らの作るワインの中で一番軽めのスタイル。そのままでも食事と共にも味わえます。

 

 

 

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