Vol.05: Champagneが高級品な理由

クリスマスも近づき、パーティなどでスパークリング・ワインを飲む機会が増えてきたのではないでしょうか。スパークリング・ワインといえば、「Champagne(シャンパン)」や「Dom Pérignon(ドンペリ)」を思い浮かべる方が多いでしょう。これらは高級品ですが、なぜこんなに値段が高く、一般的なスパークリング・ワインと何が違うのでしょうか。

まず、Champagneと呼ばれるためには、100%フランスのChampagne地方で葡萄が収穫され、醸造、瓶詰めをされなくてはなりません。収穫量が少なく、気候も不安定なChampagne地方では、通常Non Vintage(N.V.)、つまりウイスキーなどと同じようにマスターブレンダーによっていくつかのVintageをブレンドすることで、毎年安定して高品質のワインが造られます。ですが葡萄の出来の良い年にはVintageワイン、つまりブレンドされず、その年の葡萄のみを使用したワインが造られます。Dom PérignonはMoët & Chandonの最上級品で、Vintage Champagneに分類され、特別な年だけ作られるのです。

また、全てのChampagneは瓶内二次発酵という特殊な製法で作られます。これは、一度ベースとなるワインを造ってから、それをイーストと共に瓶詰めし、瓶の中で二度目の発酵を行なうものです。元々ワインは発酵の段階で炭酸ガスを放出しますが、この発生した炭酸ガスをワインの中に溶け込ませることで発泡ワインとなるのです。N.V.は、イーストの入った状態で最低1年間寝かせることが義務付けられています。これにより、イーストから来る独特のトーストのような香りが生まれます。Vintage Champagneは、瓶詰め後、3年寝かせることが義務付けられていますが、実際多くのワイナリーは5、6年と更に長く寝かせています。これにより、まろやかでかつ複雑味のあるワインを造るのです。このように厳格で、長いプロセスを踏むからこそ、ChampagneはChampagneであり、高価格で取引されるのです。



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N.V. Champagneと同じ製法で作られるオンタリオ産のスパークリング・ワイン。Champagne地方で造られていないのでChampagneと呼ぶことが出来ないが、半額で同じクオリティを味わえる。

 

 

 

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