Vol. 06: 異なる製法で作られるスパークリングワイン

前回はChampagne(シャンパン)について紹介しましたが、今回はその他のスパークリングワインについて紹介しましょう。

Champagne(シャンパーニュ)地方は、とても寒く葡萄が完熟することは非常に稀です。そのため収穫された葡萄は酸っぱくて甘味が全くありません。そんな酸っぱい葡萄から美味しいワインは作れませんよね。苦肉の策が、瓶内二次発酵と熟成によるワインづくり。リッチな口当たりが強い酸味を調和し、またイースト香というフルーティーさとは違った美味しさを生むのです。

昔は職人を必要とした瓶内二次発酵も、現在は技術の進歩により世界中のどこでも行なわれるようになりました。Champagneほど冷涼な地方は稀のため、長期熟成させることなく、より安価で同様のスタイルのワインが味わえます。以前はChampagne Methodなどとわかりやすく表記されていたのですが、残念ながら、現在ではChampagneという単語を使用することは国際規約で制限されてしまいました。このため、Champagne地方以外で同様の製法で作られたフランス産の物は全てCremantと、そしてスペイン産の物はCavaと表記されています。またヨーロッパ以外の国々のワインはTraditional Methodと記されており、一般的に20ドル前後で購入可能です。

イタリア産のProseccoもスパークリングとして有名ですね。これは、タンク内二次発酵で作られます。Champagneがひと瓶ずつ発酵させるのに対し、タンクでまとめて発酵、そして発砲させるのがProsecco。熟成をさせることもないので、ミカンの様な甘い香りのするフルーティーなスパークリングワインとなり、特に女性に人気です。こちらもイタリア産以外はCharmat Methodと表記され、世界中で作られています。一般的に$10~15のスパークリングワインはこの製法で作られます。

スパークリングワインというと一括りにされてしまいがちですが、種類もスタイルも異なります。次回は、スパークリングワインと食事の合わせ方について紹介します。



今回のオススメ!Hungaria Grand Cuvee Brut - Sparkling


 

 

Champagneと同じ製法で作られるこちらのワインは、この価格で驚きのクオリティ。わずかながらイースト香を感じさせ、いつでも飲める気軽なスパークリング。

 

 

 

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