Vol. 09: 生産者で選びたいブルゴーニュワイン

前回のコラムで、ブルゴーニュワインについて紹介しました。今回はその第2弾です。

ブルゴーニュワインは、ブルゴーニュと地方全体で表記されることもあれば、シャブリといった村名、そして、ロマネ・コンティといった畑名で表記されることもあります。一般的にその規模の単位が小さくなるほど、品質は高くなります。日本米で例えるなら、日本産、新潟産、魚沼産といった具合ですね。ワインの世界ではその最小単位が畑となり、ロマネ・コンティはその1つです。そしてもし仮に1%でもロマネ・コンティ畑以外で収穫された葡萄が混じってしまうと、そのワインは畑名のロマネ・コンティではなく、その1つ上の村名ヴォーヌ・ロマネと表記されます。

良質のワインを作る畑は、公式に認定されており、1er Cru(1級)、Grand Cru(特級)の位がついてます。1級、特級は通常ラベルに表記されていますが、ロマネ・コンティのように広く知られているものは、Grand Cruと表記せず、その畑名ロマネ・コンティとだけしかラベルに表記されません。

加えて、この制度の下では「畑」、つまり土地自体に価値がついてしまっているため、作り手の良し悪しは評価されておりません。同じ素材を使っても、素人が調理したのと一流のシェフが調理したものでは、やはり味が違いますよね。ロマネ・コンティのように単一生産者の畑もあれば、50以上の生産者が分け合っている特級畑もあります。つまり、特級という名前に甘んじて平凡なワインを作る生産者も、その名に羞じない良質のワインを作る生産者もラベル上は同じ特級ワインなのです。「ブルゴーニュワインは生産者で選べ」という格言はここからきています。

ここまで読んでいただいて、皆さん混乱されていると思います。地区名、畑名に加えて生産者も覚えないと安易にブルゴーニュワインは買えないような書き方ですね。まさにその通り。ブルゴーニュは、買わないことが一番です。特にここ数年は不作が続いたため、実際の価値より高く取引されています。もちろん価格に見合う上質のものもありますが、外れが多いのも確かです。単一品種から造られるので、畑の個性、作り手の個性が表れやすく、またヴィンテージの違いも大きく、ちょっとしたギャンブルの様な要素があります。だからこそハマってしまうのがブルゴーニュです。



今回のオススメ!Roche de Bellene Cuvée Réserve
Pinot Noir Bourgogne 2013
Pinot Noir


 

Nicolas Potel氏の造るRoche de Belleneは、ブルゴーニュワインで随一のコストパフォーマンス。どのワインも保証できます。

 

 

 

<ワインをちょっと感じる暮らし一覧へ

<コラム一覧へ