元気をつくるカンタン薬膳 第8回目 デトックスの春(2016年4月15日記事)

デトックスの春

夏時間になり、日の長さとともに、少しずつ春を感じられるようになってきました。春になると気温が上がり新芽が出始め、花が咲き始めます。動物たちも冬眠から目覚め、活動を始めます。人間も同じく、 冬の間に縮こまっていた体がほぐれ、溜めこんでいたものを芽吹きのように外に出そうとする時季であり、解毒(デトックス)に最適なのです。


春は“肝”をいたわりたい季節
五行学説によると、春は“肝”が活発になり、乱れやすい季節。中医学でいう“肝”とは、解毒作用に加え、気血の巡りをスムーズにする、血を貯蔵しコントロールする、思考・精神活動を司る、などの働きをもつ臓器です。肝が乱れたり機能が弱まったりすると、気血の巡りが滞り、ストレスや鬱、情緒不安、イライラなどの症状が現れたり、生理不順、のぼせ、めまい、頭痛、不眠などの症状が現れやすくなります。“木の芽時(このめどき)”や“五月病”という言葉もあるくらいですね。

さらに、肝は爪や目にも影響を与えるので、爪がもろくなったり、目の症状が出やすくなったりもします。肝を整え気血を巡らせて、旬の食べ物を食べる事でストレスや情緒も安定し、体も心も上手にデトックスできるのです。以下に、春に食べたい食材をご紹介します。春は青(緑)色のものを食べると良い、とも言われます。ぜひ、いつもの食材に一品加えてみてはいかがでしょうか。


デトックス効果がある食材
fiddleheads(ゼンマイなど渦巻状の植物)といった春の山菜や、グリーンアスパラ、セロリ、柑橘類、パセリなどに解毒作用があります。また、ターメリックとも呼ばれるウコンや菊花、陳皮(みかんの皮を干したもの)などの生薬も有効です。


肝に働き、ストレスや情緒を落ち着かせる
コリアンダーやミント、カモミールなどのハーブやジャスミンティー、酢といった香りの強いものにリラックス効果があります。また、クコの実や梅干し、しじみ、ごま、ハチミツ、レバーなども効果的です。


春に食べると良い青い食べ物

ニラやほうれん草、キュウリ、緑豆、ケール、青魚などが、青い食品の例としてあげられます。

春は早起きして、植物の芽がでるように伸びをしたり、深呼吸やストレッチをしたりすると、気の巡りがよくなり、陽気を摂り入れられておすすめです。ストレスが溜まっているとデトックスを妨げるので、好きなことをして、香りのいいお茶でリラックスし、のびのびと過ごしましょう。 冬に溜め込んだものを上手に外に出して、春、キレイに咲けますように。 


 

 

 

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