元気をつくるカンタン薬膳 夏バテ解消!トウモロコシ(2016年7月15日記事)

夏バテ解消!トウモロコシ

バーベキューの季節到来ですね。毎週末、あちこちのフェスティバルでも焼きトウモロコシの屋台は大人気です。今回は、そんな夏に欠かせない、トウモロコシのお話です。

トウモロコシの歴史は古く、古代マヤ文明の頃には主食として栽培されていました。そして15世紀にコロンブスがアメリカ大陸に上陸した際に、ヨーロッパに持ち帰り、日本にそれが伝わったのは16世紀です。ポルトガル人宣教師によって、長崎に持ち込まれたそうです。


じめじめした暑さ、食欲のない時にピッタリ
薬膳的にみると、トウモロコシはまさに夏にピッタリの食べ物です。というのも、体内の水分を排泄する利尿作用に優れているからです。湿気で余分な水分が溜まりやすく、冷たい飲み物などを多く摂りがちなこの季節にぜひ食べて欲しい食薬です。

トウモロコシは、食べると便にそのまま粒が出てくることが多いので、消化がよくないイメージがあるかもしれませんが、実は胃の働きを助け、消化を促す働きがあります。主食の変わりになる程の充分な糖質を含んでいるので、特に胃腸の働きが悪く、食欲のない時、または泥状便が続く時などには、ミキサーにかけるなどしてスープ状にして食すのがおすすめです。

ヒゲも立派な漢方薬!
ふだんは捨ててしまうトウモロコシのヒゲの部分を干したものは“南蛮毛”または“玉米鬚”といい、実は、むくみ防止の立派な漢方薬です。腎炎や膀胱炎などの排尿困難、そして妊娠中のむくみなどに効果があるとされています。さらにヒゲは捨てずに日干しにし、煮出してお茶にすると、暑さと湿気から来るだるさなどの解消を助ける薬膳茶になります。

旬の美味しいシンプルな食べ方
トウモロコシは茹でたり焼いたりして食べるのが一般的で簡単です。茹でトウモロコシは、実は水から茹でるのがポイントです。沸騰してから3〜5分でシャキシャキ、ジューシーな茹でトウモロコシのできあがりです。

焼きトウモロコシは、450°Fに温めたオーブンにアルミホイルで包んだトウモロコシ(この時バターを塗るのもおすすめ)を入れて20〜25分焼くとできあがりです。


体調を整える旬の食材であるトウモロコシ。薬膳の働きを思い出しながら食べると、一層有り難みが感じられるはずです。トウモロコシで、じめじめした夏を乗り切りましょう!

 

 

 

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