元気をつくるカンタン薬膳 弱った胃腸、喉の痛みや咳に効く大根(2017年1月20日記事)

弱った胃腸、喉の痛みや咳に効く大根

1月も半ばを過ぎました。クリスマス、忘年会、新年会で暴飲暴食、正月太り…そろそろ胃腸のリセットをしたい時期ではないでしょうか? 今回は、食べる胃腸薬でもあり、喉の痛みや咳止めにも効果的な大根のお話です。大根は、1月7日に食べる風習のある七草がゆにも“すずしろ”として入っています。

生で食して胃腸薬
一般的に、お刺身、焼き魚、天ぷらなどに大根おろしが添えられたりしますが、これは消化を促して胃腸の負担を軽くし、腸内でのタンパク質の異常発酵を防ぐためです。また大根には、抗菌、解毒作用があるので、焼き魚の焦げた部分を体内で解毒したり、生魚の殺菌効果があるとも言われています。

現代栄養学でも、大根に豊富に含まれるアミラーゼなどの消化酵素が、消化不良や胃もたれを改善することがわかっています。ただし、アミラーゼは熱に弱いので、食すには大根おろしか、絞り汁が最適です。

喉の痛み、咳止めにも
大根には強力な消炎作用があり、喉の痛みや咳止めには、特に大根の汁が効果的です。大根に多く含まれるビタミンCと潤い作用が喉の粘膜を潤しながら強くするので、咳を抑えて炎症を鎮める効果があります。 

大根をいちょう切りや小さな角切りにして、蜂蜜に2時間以上漬け、その汁を飲むと、喉の痛みや咳に効きます。蜂蜜の抗菌物質も咳や喉に効くので、ダブル効果です。小さなお子様は、お湯で薄めてあげるとよいでしょう(1歳未満のお子様には、蜂蜜は与えないでください)。私も、年越しの際は声が出ないまま友人宅へ行きましたが、友人が大根の蜂蜜漬けシロップを用意してくれており、そのお陰で、とても調子よく新年を迎えられました。

簡単に作れる民間薬「第一大根湯」
もう一つ、「第一大根湯」という風邪・胃腸に効く民間薬も知っておくと便利です。材料は、大根おろし大さじ3杯、生姜のすりおろし小さじ1杯、醤油大さじ1杯、番茶またはお湯2カップ。材料をカップに入れ、飲むだけです。胃の不調の時は、この半分の量で大丈夫です。梅干しを入れるのも◎。 発熱、のどの炎症から、消化不良、胃もたれ、二日酔い、便秘など、様々な不調に効く万能薬です。

最近ではわざわざアジア系のスーパーに行かなくても大根が手に入りやすくなってきました。ぜひ常備薬として手にとってみてはいかがでしょうか。

 

 

<一覧へ

<コラム一覧へ