元気をつくるカンタン薬膳 春はギックリ腰の季節!?(2017年3月17日記事)

春はギックリ腰の季節!?

暖かくて過ごしやすかった今年の冬ですが、春が少し早く来すぎているのか、春によく起こる症状であるギックリ腰や寝違え、こむら返りなど、筋を痛めてクリニックに来られる方が多いように感じます。

なぜ春にギックリ腰?
国民的持病の腰痛ですが、慢性化しているものは“腰は腎の腑なり”と言われ、腎と関係があるとされています。過度の疲労や長期の病気が腎に及んだものなど、加齢による腰痛はほとんど腎が弱まっていることから起こり、腎が影響を受ける冬に悪化することが多いです。

春先に起こりやすいのが、ギックリ腰や首の寝違え、こむら返り等の筋を痛める症状です。東洋医学で使われる陰陽五行説では、春に影響を受けやすい臓器は“肝”で、 肝は筋をつかさどるとされ、春、肝気の変調に伴って、このような症状が起こりやすいと考えられています。肝は血を貯蔵したり、気の巡りをスムーズにしたりする機能があるので、肝が乱れると、気血の流れに影響が及び、巡りが悪くなってしまい、筋に影響が出ることも考えられます。

さらに春先は風が強く、風邪(ふうじゃ)がアレルギーなどの様々な症状の一因となると考えられています。ギックリ腰や寝違えなども、風に吹かれたり、急な温度変化などで悪化しやすいと言われていますので、腹巻やカイロで腰を温めたり、スカーフやタオルなどで首を覆うなどして注意をするようにしましょう。

昔は、ギックリ腰や寝違えの際は動かさず安静にした方が良いと言われていましたが、最近では、無理のない程度にストレッチなどをした方が回復が早いと言われています。

ギックリ腰に効果的な対処法
基本的に、ギックリ腰や寝違えには、気血の巡り、特に血行をよくすることが大切です。血行を良くするシナモン、ショウガ、長ネギ、葛をスープやお茶にして温めて服用するのがおすすめです。それに加えて、香りのある野菜やハーブ、例えばセロリやコリアンダー、バジル、菊花なども気血の巡りに大きく関わる肝の乱れを整えることができて、おすすめです。

体を冷やすのはNG。疲れの溜めすぎ、食べ過ぎも巡りを悪くするので気をつけましょう。水分の取りすぎ、冷たいものの摂りすぎにも注意が必要です。

一番大事なのは、予防です。ギックリ腰や寝違えの症状がでる人は、普段から腰痛や首こり、肩こりのある方がほとんどです。普段からストレッチや適度な運動、食事などで、少しでも気血の巡りをよくしておきましょう。

 

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