こだわりと情熱を注いだフレッシュ生パスタ
Tagliatelle
ワイルドきのこのタリアテーレ(2012年6月01日記事)

1111 Queen St. E.

416-792-4157

Tagliatelle($19)

ダンフォースにある本格派イタリアンレストラン「Table17」の経営者ジョン。トロントの飲食業界で名を知られている彼が、半年前にそのパッションをとことん追求した新しいスタイルのレストランをオープンした。研究熱心なソムリエが厳選したワインと自家製のフレッシュパスタをメインにしたと言う。今回は、トロントのレストランの流行の先端を提案し続ける彼の新しい店「Ascari Enoteca」を、人気が出過ぎてしまう前にこっそり教えたい。

選び抜かれた料理とワイン

イタリア、カナダはもちろんスロベニアやロシアなど各国から取り寄せているというワイン。LCBOでは購入できないインポートワインやビンテージワインのなかから、本当に良いものだけを取り扱っていると言う。メニューにはメインコースがないので驚くが、ワインも食事の主役にできるよう吟味された料理だけを扱い、一つひとつのディッシュに込められたこだわりと繊細な技術が楽しめる。

香りのバランス豊かなパスタ

キッチンからでてきたのはきのこの香りが豊かなクリームパスタ。タリアテーレという平たいパスタに絡むクリームソースは、ジェルサレム・アーティチョークをミルクとバターで一緒に煮込んでからブレンドしたものをベースとし、黒トリュフを混ぜたものだそうだ。ジェルサレム・アーティチョークはキク科の根菜で、百合の根のような味がする柔らかな甘みのある野菜だ。パスタを口にすると、まずはオイルでパンフライされ、カリッとした歯ごたえの舞茸の香ばしさが広がる。そしてフレッシュタイムがピリリと味を引き締める。生パスタは、専門の料理人によるホームメイド。少々いびつで不揃いだが、もっちりとクセになる食感のパスタに、手作りの温かさと懐かしさを感じる。淡白なソースにソルト&ペッパーでシンプルに仕上げた香ばしい舞茸、黒トリュフの芳香が食欲をそそる。
1950年代のイタリアのレーサーでグルメとして有名なAlberto Ascariから名前を付けただけあり、店の中はAscariがアイコンとして所々に見受けられる。小さな店ながらも、それぞれがパッションを込めて働く、頼もしいチームワークが印象的なレストラン。暖かい季節に向けて、月曜日はDJの演奏と共になんとワインが半額だとか! 予約を入れてから出かけよう。
 
 
Ascari Enoteca

1111 Queen St. E

416-792-4157

Jones Ave.×Queen St. E.から徒歩3 分
(月)17:30〜21:00/(火~木)17:30〜22:00/(金~日)17:30〜23:00