チャイナタウンの人気店で新春の宴
Asian Legend
(2015年1月9日記事)

418 Dundas St. W.

416-977-3909

Wuxi Style Spare Ribs($13.99)

チャイナタウンの中核スパダイナ通り×ダンダス通り付近で中華を食べたい時、一番に思い浮かぶのがAsian Legend。広い店内を間接照明がやわらかく照らし、点心を乗せたワゴンが活気とおいしさを運ぶ落着いた雰囲気の店だ。シンプルで温かみのある演出が絶妙のさじ加減で、大勢の集まりと静かな食事のどちらにもぴたりと対応してくれる。今回は皆で囲むのにお勧めの2皿を紹介しよう。

骨まわりの旨味がしみ込んだ柔らかスペアリブ

冬の淡い日差しが店内に差込む午後に訪れたAsian Legend。GTAとその近郊に8店舗展開するうち、唯一ダウンタウンにある店は第1号店でもある。”中国北部料理店“と銘打たれているので、マネージャーのコニーさんに質問すると「創立オーナーは山東省出身ですが台湾に住んでいたこともあり、大陸北部料理ばかりではありません。シェフは上海人ですし、カナダらしく様々なルーツの料理が揃っていますよ」というお答え。

なるほど「Wuxi Style Spare Ribs」は上海に近い無錫(むしゃく)市の料理らしく、甘めの味付けが特徴だ。とろ火で丁寧に煮こまれた豚の骨つきあばら肉は濃い飴色の皮がつやつや輝き、見た目からして食欲をそそる。五香粉がアクセントの特製スパイスが芯までしっかりしみ込みつつ、骨から肉がすーっと剥がれ落ちる柔らかさにこれまた箸がすすむ。彩りよく敷かれたチンゲン菜も噛めば自然な甘さの水気がじゅわりと溢れ、肉汁の溶け込んだソースとの相性抜群。白いご飯にもよく合うこの一皿、ちょっと独り占めしたくなってしまうかも。


ハウススペシャルはやっぱり山東料理

そして「House Special Crispy Chicken(Half)」は、中国八大料理のひとつ山東料理がオリジン。”炸(ヂャー)“という技法で調理されたハーフサイズの鶏肉に揚げにんにくの粒がどっさりのダイナミックさは、これぞ皆でわけ合うべきという外見。高温でカリカリに揚げられた衣もその下のボリューミーな鶏肉も、油っこさがなくてさっぱり。味付けは淡白なので、テーブルの辛味スパイスを添えて食べるのもいい。気のおけない仲間と囲む食卓に登場させたい、誰にも食べやすい一品だ。

▲ハーフサイズといってもボリューム満点。大勢で食べたい
/House Special Crispy Chicken(Half)($11.99)

やみつきになる! 端正な小籠包

最後に「Steamed Soup Filled Dumpling with Ground Pork」こと小籠包を紹介したい。湯気の立ち上るせいろに並ぶ小籠包は、極薄の柔らかな皮に豚ひき肉と肉汁が包まれた点心料理。キュッとひねられたてっぺんをそうっとつまんで、生姜入りのたれにつけて食べよう。冷めると皮が破けてしまうので、熱々のうちに一口で食べるのが肝心。口の中で皮を噛み切った途端ジューシーな肉汁があふれて、小籠包ならではの食感パフォーマンスが繰り広げられる。その美味な感覚にやみつきになってしまうのが、この店にリピートしたくなる最大の理由かもしれない。

▲熱々の小籠包をたれに浸せば、絶妙の食べ頃温度に/Steamed Soup Filled Dumpling with Ground Pork($5.99)

▲この界隈では異色のシックで落着いた外観

▲シンプルに徹したセンスが居心地よい空間。宴会用個室もあり

 
 
Asian Legend

418 Dundas St. W.

416-977-3909

アクセス:Spadina Ave.×Dundas St. W.から徒歩3分
営業時間:毎日11:00〜23:00