春のビストロディナーはシーフードで
Biff’s Bistro
(2015年3月20日記事)

4 Front St. E.

416-860-0086

Octopus & Chorizo Salad($17) ※写真はディナーのもの。ランチは$20で量が異なる


もしロンドンに、1930年代のパリ風のビストロがあったなら―というイメージコンセプトのBiff's Bistro。広い店内には昔のフランスのポスターやモノクローム写真が貼られ、心地よいジャズが流れる。日曜日の17~22時はワインの持込料がフリーなので、お気に入りの一本を片手に訪れるのもよさそうだ。センスのよさと気取らない雰囲気に「やるな」と思わせる料理が揃えば、そこはもうとっておきの店に決まり!

スモーク風味とサフランの芳香が個性的なメンバーのまとめ役

古きよきフレンチに、新しいツイストをきかせた料理を生み出すシェフのアマンダさん。「Octopus & Chorizo Salad」は大ぶりな具が折り重なって、見るからにボリュームいっぱいのにぎやかさ。みごとな吸盤のタコと大胆なグリル跡のついたチョリソーが、濃緑色のダイナソーケール、真っ赤なドライトマト、山吹色のドレッシングの色の競演の中でひときわ存在感を放っている。

日本でもお馴染みのモロッコ沖で採れるタコは、ナイフを入れた時の感触どおりキュッと締まった弾力ある噛み心地で、食べごたえ満点。手作りのチョリソーは塩味とスモーキーな風味の中に甘さもあり、噛むごとに濃厚な旨味がにじみ出す。このバラエティ豊かな食材をまとめるドレッシングは、特製サフランビネグレット。ガーリックの効いたアイオリソースがベースのベルベッティな舌触りに加えて、その芯にあるサフランの鮮烈な香りにハッとさせられる。個性的な面々のまとめ役も、ユニークさと存在感では決して負けていない。


リッチなオランデーズソースたっぷりのメインディッシュ

次に登場したのは「Pan-Roasted Lingcod」。厚切りに切り分けられたブリティッシュ・コロンビア産のキンムツは、口に入れたとたん溶け出すような驚きのフワフワ食感。これはやみつきになりそうだ。その身にこっくり絡む黄色のソースは、先ほどのサフランビネグレットと似て非なるもの。こちらはフランス南西部特産のエスプレット唐辛子入りオランデーズソースで、まろやかな酸味と濃厚さが淡白な白身魚をしっかり引き立ててくれる。肉料理中心になりがちなビストロメニュー、時には軽やかに海の幸でまとめても大正解だ。

▲綿雪のように柔らかなキンムツにクリーミーなソースがベストマッチ/Pan-Roasted Lingcod($36)※ディナーのみ

▲ソニーセンターの目の前にあり、セント・ローレンス・マーケットや
ユニオン駅から歩いて数分の好ロケーション


▲ジョージブラウン・カレッジのシェフスクール卒業後、
一流フレンチレストランで研鑽を積んできたシェフのアマンダさん



▲会話の弾む、明るく開放的な店内。シックなパーティールームもある


 
 
Biff’s Bistro

4 Front St. E.

416-860-0086

アクセス:地下鉄King駅から徒歩4分
営業時間:Lunch 月~金 12:00〜14:30
               Dinner 月~水・日 17:00〜22:00 / 木~土 17:00〜22:30
               ※土日ランチはプライベートイベントのみオープン