今日の気分はパン? ご飯?童話から出てきたような洋食屋さん
COO Café Bread or Rice
(2016年2月19日記事)

1049 Bloor St. W.

tel:647-351-5166

お子様連れも遠慮なく! 温かくて寛げるレストラン

日本人のオーナー夫妻、橋本渚さんと知亜紀さんが運営する「COO Café Bread or Rice」は、童話から出てきたような可愛らしいお店だ。渚さんは、イタリアンやフレンチ、日本食といった幅広い分野で、東京やトロントで18年以上修行を積んだベテランシェフ。その経験を生かし、和洋折衷をした、どこか懐かしいほっとできるような日本食メニューが多い。味の決め手となる出汁をきちんととり、すべて自家製のものしか使用しないというこだわりを持ちつつ、「定食屋さんのような感覚で気軽に来てもらえたら」と渚さんは柔和に微笑む。

このお店では、COO Café Bread or Riceという店名にもあるように、チキンやビーフなどのタンパク質の食材に対し、パンかご飯かを選べる。そして洋食と日本食の対になっている。たとえばチキンなら、サンドウィッチか焼き鳥丼。まずは、チキンで、なおかつパンのメニュー、「Chicken Breast Schnitzel Sandwich」をチョイス。このSchnitzel(シュニッツェル) とは、ドイツ語でカツレツの意味。その名の通り、大きなチキンカツを挟んだボリューミィなサンドウィッチだ。自家製のトマトソースとマスタードがかかったサクサクのカツは油っこくなく、自家製のピクルスと、新鮮な野菜のサラダとともに食べると、さっぱりと食べられる。そしてご飯のほうの「Yakitori Don」は、柔らかいチキンを香ばしく焼き上げ、醤油ベースのタレをかけたもの。今回はポーチドエッグも追加でトッピングをお願いした。パリパリに焼けたチキンの皮が香ばしく、そこにとろける半熟の玉子がソースと交じり、さっぱりとしつつも濃厚な味。トッピングの黒胡椒の粒が、弾ける食感と爽やかな風味を加えている。

▲(手前)Yakitori Don(ランチ:$8.90、ディナー&ブランチ:$9.50 ポーチドエッグ$1)※写真はランチのもの
(奥)Chicken Breast Schnitzel Sandwich(ランチ:$8.90、ディナー&ブランチ:$11.80)※写真はランチのもの

続いて、ブランチ時のみの提供になる4種類の玉子料理のうち2種類をご紹介。ブランチの定番「Eggs Benedict」は、この店ではイングリッシュマフィンにピーミールベーコンとポーチドエッグを乗せている。トロントでよく使われるピーミールベーコンは、ベーコンという名前とはいえ脂身が少なく、どちらかというと味はハムに近い。カナダ特有の料理のひとつで、発祥はここトロントだとか。そこにバターが香る自家製のオランデーズソースが加わり、濃厚な味わい。ご飯のほうは、「日本で食べる洋食」の定番「Omu-Rice」。オムライスは通常ケチャップライスが使われることが多いが、ここではケチャップではなく、トマトから作ったソースを使用。さらに丁寧に出汁をとったチキンストックと赤ワインを使った自家製のデミグラスソースが、甘みがあるフワフワなオムレツにコクを加える。

▲栄養たっぷりの玉子とサラダで元気な一日を始められそう/Eggs Benedict($12.50)※ブランチのみ


▲丁寧に作られたオムライスは懐かしくも上品なお味/Omu-Rice($12.50)※ブランチのみ


メニューのほかにも、子ども連れでも気兼ねなく楽しめるようパズルを店内に置くなど、幅広い客層に配慮している、居心地のいいレストランだ。


〈文・写真/大塚 まり〉


 
 
COO Café Bread or Rice

1049 Bloor St. W.

647-351-5166

地下鉄Dufferin駅より徒歩4分
火・金 11:30 ~14:30、17:30~22:00
 土   11:00 ~15:00、17:30~22:00
 日  11:00 ~15:00