五感を満たす食事シーンを満喫できる
Drake Commissary
(2018年6月8日記事)

128 Sterling Rd.

416-432-2922


©Louisa Nicolaou
Grilled Octopus + Smoked Mussel Salad/ヘーゼルナッツのロメスコソースを混ぜていただく、タコや炙りムラサキイガイ、ピュイ豆などが盛り付けられたワンプレート($27)




100年以上もの長い歴史を誇るトロント市内の老舗ブティックホテルといえば、モダンかつ個性的な芸術装飾でデザインされた「Drake Hotel」だ。現在の運営会社であるドレイクホテルプロパティーズは同ホテルのみに留まらず、レストランやカフェ、バーなどを積極的に展開し、ドレイクブランドたるものをより大衆的なものへ昇華させることに成功している。
今回紹介するのは、この6月で記念すべきオープン1年目を迎える「Drake Commissary」。地下鉄ダンダスウエスト駅から徒歩約10分で辿り着く同レストランは「食事のシーンにおいて、期待されうるすべての要素を持ち合わせるように」との想いのもと手がけられており、ごくありふれた食空間に対する認識を再考した上で生まれたアイデアたちが、店内のいたるところで具現化されている。ドレイクブランドになぞらえたデザインはもちろん、キッチンとダイニングスペースを分け隔てる壁をなくすことで全体としての開放感と臨場感を演出しているのもその一例だ。食材がキッチンへ運ばれ、シェフによって調理され、料理がテーブルへと提供されて美味しくいただくまでの過程を、五感でとことん満喫できる。
もちろん、こだわりはそれだけではない。可能な限りGTA圏内もしくはプリンスエドワードに位置する姉妹ホテル兼レストランの「Drake Devonshire」より厳選された食材を取り寄せているという力の注ぎようにも目を見張るものがある。料理に腕をふるうのは、国内外問わず長年の経験を培ってきたベテランシェフチームだ。ボリュームたっぷりのバーガーやサンドウィッチ、大人数で囲めるシャルキュトリ、見目の工夫を凝らしたデザートなど、それぞれの得意分野における技術を最大限に活かした種類豊富なオリジナルメニューを作り上げてくれるのだ。その佇まいから「なんだか敷居が高そう、気軽に立ち寄ってもいいものか」と感じるかもしれないが、近所の地元民から旅行者まで幅広い人々によって親しまれているレストランでもあるので、身構える必要は一切ない。
「私たちはお客様に召し上がっていただく料理が、どのような食材を使用し、どう作り上げられ、そのお手元までどのように届けるのか、ひとつひとつの項目に気を配っています」と述べるのは、PRマネジャーを務めるブリアナさん。レストランとはあくまで食事のシーンを楽しむ空間であるという想いがまっすぐに伝わる言葉であり、またそれこそが独自の空間演出の徹底ぶりにも繋がっていることが分かる。普段から何気なく通える行きつけレストランにするのはもちろん、大規模パーティやウエディングイベントなどにも快く対応してくれるため、その際はぜひ選択肢のひとつにしてほしい。ドレイクブランドならでは完成度の高いおもてなしで、どんなシーンも盛り上げてくれるに違いない。
〈文/中島めぐみ〉




©Louisa Nicolaou
Confit Lamb Shoulder/やわらかなラムの肩肉のコンフィを、キクヂシャ、白いんげん豆、グリーンチリチャルモラソースとともに添えた夜の一押しメニュー($26)



©Louisa Nicolaou
French Onion + Duck Pate Smorrebrod/熟成グリュイエールチーズやカラメルオニオン、春玉ねぎなどをトッピングしたスモーブロー。おつまみ感覚で手にとって($8、$9)



©Louisa Nicolaou
FSauteed Eggplant Spread + Duck Pate + Tomato Confit/胡椒やハーブなどで風味付けされた、ナスのソテースプレッド、ダックパテ、トマトのコンフィ。パンに浸して召し上がれ($7)



©Louisa Nicolaou


 

Drake Commissary

128 Sterling Rd.

416-432-2922



日~水 8:30~22:00
木   8:30~0:00
金~土 8:30~1:00