南米、西洋、東洋の味が融合した魅惑のペルー料理
El Fogon
(2015年7月3日記事)

543 St. Clair Ave. W.

416-850-8041

Mariscada al Fogon($18)

太陽の都クスコやマチュピチュなど、インカ帝国時代の文明などが魅惑的なペルー。そんなペルー出身の友人に今回、トロントでお勧めのペルー料理レストランを聞き「El Fogon」を訪ねた。ペルー先住民族のほか、スペイン、日本、中国、イタリア、アフリカなど、多くの国から影響を受けているというペルー料理は国同様に魅力があふれている。

あっさり頂く魚介の旨味を閉じ込めたトマトシチュー

南米音楽に誘われて店内に一歩足を踏み入れると、まず目に入ってくるインカ文明を彷彿とさせる独特で素朴な銅版画や陶器、置物たち。料理ができるまで、さながらペルーにいるような気分で過ごすのも楽しい。店名の「Fogon」は「かまど」を意味し、まずはその名が料理にも付けられたシェフ自慢の「Mariscada al Fogon」から。エビやイカ、ムラサキ貝、白身魚などのシーフードを白ワイン、トマト、ターメリックで煮込んだ店オリジナルの一皿で、ライスとキャッサバのフライが添えられている。


さらさらとしたトマトベースのスープには、魚介それぞれの旨味、甘味、コクが凝縮され、あっさりとしていて爽やか。トマトを使った料理も多いスペインやイタリアなどの西洋料理を思わせる。トマトの程よい酸味が食欲をそそるこのスープはご飯に浸してもおいしく、最後までペロリといける。使用される魚は季節によって異なるが、今回使われていた「バサ」などの白身魚の淡泊なおいしさが、シンプルな味付けで生き生きとしている。添えられたキャッサバとは、ジャガイモよりも繊維質なペルーで一般的なイモ類。タピオカの原料でもあり、サクサクとした食感が後を引く。

レモンが爽やかに香る定番シーフードセビーチェ

さらにペルー料理の代表選手ともいえるシーフードセビーチェ「Ceviche Mixto」をオーダー。シーバスやエビ、イカ、貝などをレモンでマリネし、それにユーコンポテト、スイートポテト、コーンなどが乗った一品。レモンの自然な酸味は舌や鼻に優しく、酢を使用したマリネのツンとした酸味が苦手な人でも美味しく頂ける。この他、肉料理やペルーのカクテル「ピスコサワー」にも挑戦してみたい。

▲たくさんのシーフードが使われた、さっぱりした前菜/Ceviche Mixto($18)


▲青を基調とした店内には、ユニークな陶器や置物が並んでいる




 
 
El Fogon

543 St. Clair Ave. W.

416-850-8041

アクセス:地下鉄St Clair West駅から徒歩6分
営業時間:水~土 12:00~22:00、日 12:00~21:00