世界の美食家達が認めるペルー料理を堪能
El Fogon
(2017年10月13日記事)

543 St Clair Ave W.

416-850-8041




ペルーと聞いて思い浮かべるのはもっぱら世界遺産マチュピチュやナスカの地上絵ばかりで、ペルー料理がどのようなものなのか、ピンとくる人はおそらく少ないだろう。しかし、ペルー料理の国際的評価は年々高まっており、イギリスの飲食専門誌が毎年発行している「世界のベストレストランランキング50」という世界の美食家たちが選ぶランキングでは、ペルー料理店が2店も選ばれている。また、旅行業界のオスカー賞と称される「ワールド・トラベル・アワード」では、「世界で最も美食を楽しめる国」の最優秀賞を受賞するなど、名実ともに世界で絶賛されているのである。ペルー料理が世界の美食家達に愛されている理由は、その歴史と地形にある。ペルーは、16世紀から始まったスペインの植民地時代をきっかけにヨーロッパやアジア、アフリカの3つ大陸の文化が流れ入り、多国籍がゆえに各地域のまさに良いところどりの美味しい料理を生み出すことができた。さらに、砂漠地帯とアンデス山脈がある高地、アマゾン川流域の森林などの主に3つの地形から国がなっているので、様々な野菜や果物、魚介類も豊富に収穫できることから、バラエティに富んだ料理が可能になったのである。
そんな世界から愛されるペルー料理をトロントニアンに提供し続け、今年で15年。セントクレアストリート沿いに立地する「El Fogon」を紹介しよう。店名の「Fogon」は「かまど」を意味し、まずはその名が料理にも付けられたシェフ自慢の「Mariscada al Fogon」からいただく。エビやイカ、ムラサキ貝、白身魚などのシーフードを白ワイン、トマト、ターメリックで煮込んだオリジナルの一皿で、ライスとキャッサバのフライが添えられている。使用する白身魚は季節によって旬なものを使っており、この日はバサという淡白でふんわりとした食感の魚をいただいた。タピオカの原料として知られているキャッサバのフライは、サクサク食感と甘みの中にわずかな渋みを感じられるのが特徴だ。
さらにペルー料理の代表料理ともいえる「Ceviche Mixto」を注文した。シーバスやエビ、イカ、貝などを唐辛子やレモン、ハーブと和えたスパイシーなマリネはお酒との相性も抜群。レモンの程よい酸味は舌や鼻に優しく、酢を使用したマリネのツンとした酸味が苦手な人でも美味しくいただける。
ペルーの家庭料理としてもお馴染みの「Seco de carne」は、コリアンダーとビールで肉が柔らかくなるまでじっくり煮込む。それによって香りも飛ぶので、コリアンダーの味が苦手な方でも食べやすいと評判だ。同店では「Pisco Sour」や「Inca Cola」をはじめドリンクメニューも豊富なので、世界から絶賛されているペルーの料理をぜひこの機会に堪能してみてはいかがだろうか。
〈文/塚原 さおり〉



ワンプレートにライス、白身魚、エビやイカ、貝などのシーフードが盛り合わせられた1番人気のメニュー/Mariscada al Fogon($18)

唐辛子の効いたスパイシーなマリネ。辛さはお好みで調節することもできるが、オススメは中辛/Ceviche Mixto($18)


ホロホロのお肉が肉の中でとろける、ペルーの伝統的な煮込み料理。寒くなるこれからにぴったり/Seco de carne ($16)

ピスコ酒に卵白やライムを加えてシェイクしたふわふわ泡が特徴的なクラシカルなカクテル/Pisco Sour ($10.75)

ペルーではコカコーラよりもポピュラーで、優しい口あたりで甘みが強くまったりとしたドリンク/Inca cola($2.50)


El Fogon

543 St Clair Ave W.

416-850-8041


水・木 17:00~22:00
金・土 12:00~22:00
日   12:00~20:00