見た目もセンス抜群なアジアンフュージョン料理
Jackpot Chicken Rice
(2017年3月3日記事)

318 Spadina Ave.

tel:416-792-8628

東南アジアの本格的な海南チキンライスを楽しもう

シンガポールやマレーシアの名物として知られる海南チキンライス。中国南部の海南が発祥であり、そこから東南アジアに広まり、特にタイではカオマンガイという名で親しまれている。各地でアレンジはされているものの、基本的には柔らかく煮込んだチキンを香り米の上に乗せ、ソースを付けていただくという実にシンプルな料理だ。

2016年の10月にオープンしたばかりのJackpot Chicken Riceは、そんなシンプルながらも味わい深い海南チキンライスを提供するレストランだ。多くの観光客や買い物客でにぎわうチャイナタウンに位置するお店のドアを開けると、まずはカラフルな内装が目に飛び込んできた。水切りカゴをランタンにして天井から吊るしたりと、アジアの素朴さをモダンにアレンジしたセンスのいい空間には、軽快なヒップホップが鳴り響いていた。


▲大ぶりのエビにカレーリーフなどのスパイスをまぶした一品/Cereal Killa Prawns($19.5)

店内を案内してくれたマネージャーのナタリーさんにおすすめの料理を聞き、ディナーメニューのスナックの項目から3品を注文することに。生のココナッツジュースで喉をうるおしていると、見た目からも食欲がそそる品々が運ばれてきた。大ぶりのエビにスパイスやアジアのシリアルをまぶした「Cereal Killa Prawns」は、パン粉に似た食感のシリアルとカリカリに揚げたカレーリーフが、弾力のあるエビと絶妙にマッチ。オンタリオ産の豚肉を料理した「Hanai Pork Jowl」は、スパイスを効かせたパンチのある1皿だ。中でも箸が止まらないのが、ブロッコリーをさっくりと揚げた「Kaffir Broccoli Tempura」。マヨネーズをたっぷりとかけた天ぷらは思わずやみつきに。


▲オンタリオ産豚のあご肉をターメリックや生姜でしっかり味に/Hanai Pork Jowl($18)


▲Kaffir Broccoli Tempura

メインにはもちろん、名物の「Jackpot Chicken」をいただこう。やわらかく茹で上げたチキンに、たっぷりの生姜と新玉ねぎのソース、そしてチリソースを少し付けて口の中に放り込めば、鶏肉の極上のうまみが口いっぱいに広がるだろう。さらに、チキンのだし汁にニンニクと生姜を加えて炊き上げた「Schmaltzy Rice」も、Jackpot Chickenと一緒にオーダーしたい。


▲手前からJackpot Chicken($16)、Schmaltzy Rice($6 For Two、$11 For Four)

料理の説明をしてくれたエグゼクティブシェフのダナイさんはタイ出身で、南アジアからの影響を受けた料理を得意としている。メニューを開発する際には、研究を重ねながら試行錯誤を繰り返したのだそう。日本人の奥さんが作るお好み焼きをヒントに開発した「Sizzling Hamburg “Okonomiyaki” Style」などのフュージョンメニューも興味深い。また、ウォッカとカシスベースの「Black Currant Lemonade」や、ラムベースの「Typhoon」、テキーラベースの「Tropical Heatwave」ほか、トロピカルなカクテルも豊富に取り揃えているので、そちらも料理と一緒に楽しんでみては。 




※ディナーとランチのメニューは異なります

〈文/佐藤 梢・写真/安西 護〉

Jackpot Chicken Rice

318 Spadina Ave.

416-792-8628

Spadina Ave.×Dundas St. W.から徒歩1分
毎 日 11:00~23:00