季節の移ろいを映し出す 絵画のような極上の一皿
ホテルウェスティンプリンス 日本料理 桂
(2015年11月6日記事)

900 York Mills Rd.(Hotel Westin Prince内)

416-444-2511、
647-259-3230

▲胡蝶のうちの3品。銀だら西京焼きと八寸(手前)、奥左から向付け、甘鯛信州揚げ/胡蝶($100) ※ディナーのみ

日本直輸入の食材を中心に伝統の味でおもてなし

ホテルウェスティンプリンス「日本料理 桂」は、今年で開業40年を迎える日本食レストラン。伝統の日本料理を主軸に懐石料理や寿司のほか、黒毛和牛や伊勢エビなどを目の前で調理する鉄板焼きも楽しめる。一歩中に入るとそこは、まるで銀座の一等地にある料亭に来たかのよう。板前さんが目の前で寿司を握ってくれるカウンター席や、畳を敷いた個室の座敷に加え、テーブル席がある。どの席もゆったりと落ち着けるデザインなので、食べる料理やシーンに合わせて選びたい。

席に着いてさっそく、新鮮な旬の素材を使った懐石料理の2つのコースのうち、胡蝶コースをお願いした。今回の胡蝶の献立は、茶碗蒸しに向付け、銀だら西京焼きと八寸、甘鯛信州揚げ、握り寿司、甘味となっている。向付けは日替わりで、本日はヒラメの薄造り。ポン酢と紅葉おろしをつけて口に運ぶと、コリコリとした新鮮な白身魚特有の食感にポン酢の酸味と紅葉おろしの爽やかな辛さが絡まり、絶妙なハーモニーを奏でる。西京味噌に漬けて焼いた脂ののった銀だらと、銀杏など秋の味覚の八寸を盛り付けたお皿は、まるで一枚の絵画のよう。見た目でも味でも秋を楽しめる一皿となっている。甘鯛信州揚げは、そばを甘鯛で巻いて揚げたもの。淡白ながらも奥の深い味わいに、身も心もほぐされていく。

さらにサイドディッシュとして、特上おまかせ刺身を注文した。築地から取り寄せている旬の魚など、その時期に美味しい魚をセレクトした盛り合わせだ。魚の味が濃厚で、醤油をつけなくてもいいほど、それぞれの甘みや旨みといった個性が際立っている。

▲トロにカンパチ、ホタテなど新鮮な魚貝の盛り合わせ/特上おまかせ刺身($55)※ディナーのみ

そして秋の味覚の代表格、松茸の土瓶蒸しをいただけるということで、こちらもお願いした。土瓶の蓋を開けると、綺麗に並んだ松茸が顔を出し、秋の芳香が広がる。その香りを楽しんだあと、汁をお猪口に注いで一口。薫り高い松茸と、海老などのほかの具材の旨みが混ざり、これぞ秋の味といった感じだ。さらに日本から直輸入したすだちを一絞りして楽しんだあと、それぞれの具材をいただく。一品でいく通りもの味を楽しめるのが、日本料理の楽しみの一つと言えるだろう。

ホテルウェスティンプリンス「日本料理 桂」の味を支えているのは、料理長の棚橋さんと副料理長の大西さん。2人はそれぞれカナダに来る前に、日本で懐石料理の修業を積んだ熟練のシェフだ。その確かな技術に基き日本料理の精神を継承しつつ、カナダの人々に受け入れられるように工夫をした料理を、ここトロントで提供している。  季節ごとの旬の味覚を五感で楽しませてくれるホテルウェスティンプリンス「日本料理 桂」。訪れれば、豊かな気分を味わえるだろう。

▲料理長の棚橋さん(左)と副料理長の大西さん

 
 
ホテルウェスティンプリンス「日本料理 桂」

900 York Mills Rd.(Hotel Westin Prince内)

416-444-2511、
647-259-3230

アクセス:Don Mills Rd.×York Mills Rd. から徒歩4分
営業時間:
Lunch  火~金 12:00~14:30
Dinner  日、月 17:30~21:00
     火~土 17:30~22:00