ダウンタウンの中心に広がる社交場のように華やかな空間
Leña Restaurante
(2017年5月5日記事)

176 Yonge St.

tel:416-507-3378

スパークリングワインと楽しみたいアルゼンチン式の小皿料理

ダウンタウンの中心地であるファイナンシャル・ディストリクトに、去年の8月にオープンしたアルゼンチン料理を提供するLeña Restauranteは、オフィス街を行き交う人々や観光客、買い物客などでにぎわいを見せている新たな人気スポットだ。同年の2月にニューヨークのマンハッタンより上陸した高級百貨店、サックス・フィフス・アベニューの角に位置する同店は、まるで社交場のようにエレガントで華やかな空間が特徴的で、広々としたメインフロアに足を踏み入れた瞬間に、思わず背筋が伸びるようだ。そんな佇まいながらも、フレンドリーなスタッフたちが笑顔で出迎えてくれて、店内は活気に満ち溢れていた。


今回の取材に協力をしてくれたのは、総料理長であるジュリーさん。料理のコンセプトについてを尋ねると「Leñaのもう1人の総料理長であるアンソニーの、義理の母親がアルゼンチン人なのですが、彼女が作る食事へのオマージュを込めたアルゼンチン料理を基盤にしています。そこにスペインやイタリアの要素も織り交ぜているのが特徴です」と説明してくれた。海に面したリスボンで海の幸を食べて育ってきたというポルトガル人のジュリーさんは、自身のバックグラウンドであるラテンの文化を、伝統的な様式を織り交ぜながら料理に落とし込んでいるそうだ。


▲総料理長のジュリーさん

数あるメニューの中でも、ランチとディナーともに人気の一皿が「Pollo Doña Aurora」。オーガニックチキンをしっとりと調理し、月桂樹やサフランが入った濃厚なソースをかけた料理は、アンソニーさんの義理の母親から伝わるレシピなのだそう。また、手で伸ばしてから丁寧に重ねて作り上げたモッツァレラを使用した「Leña Stracciatella」は、柔らかくみずみずしい食感がたまらない一品。スイートポテトとミカンのはちみつ漬けを添え、こちらも自家製だという絶品のトーストと一緒にいただこう。シーフードを使ったメニューからは、新鮮な真鯛が味わえる「Sea Bream Tartare」がおすすめ。さっぱりとした味わいは、白ワインのおつまみにも最適だろう。また、同店で働く日本人のソムリエの長岡さんに、お酒の頼み方についても聞いてみると「Leñaの料理は、タパスのようにいろんな種類の小皿を注文して食べるのがおすすめです。お酒はスパークリングワインを選べば、どんな料理にも合いますし、特にシェフお得意のシーフードと一緒に楽しんでいただきたいですね」と話してくれた。


月桂樹やサフランが入ったソースが美味な、みずみずしいオーガニックチキンの料理。
付け合わせのマッシュポテトも最高/Pollo Doña Aurora($27)


新鮮なモッツァレラに、スイートポテトとミカンのはちみつ漬けを合わせ、
トーストを添えた一品/Leña Stracciatella($18)


新鮮な真鯛をグリーントマトやライム、特製ホットソースで和え、
ポテトの千切りを乗せた小皿料理/
Sea Bream Tartare($15)※ディナーのみ


通りに面したメインフロアのほかにも、二階にはダイニングルーム、地下には夕方からオープンするラウンジが広がっており、どちらも喧騒から離れた非日常なひとときを味わえるようになっている。買い物や観光でトロントを訪れた友人や家族を連れて行くのにはもちろんのこと、仕事上での取引先相手を接待するのにも最適だろう。トロントの中心地らしさを味わいながら、とっておきの時間を過ごしてほしい。





〈文/佐藤 梢〉

Leña Restaurante

176 Yonge St.

416-507-3378

地下鉄Queen駅から徒歩2分
月~水  8:00~23:00、木・金  8:00~24:00、
土 10:00~24:00、日 10:00~15:00