トロントのミッドタウンで本格的なインドネシア料理を
Little Sister
(2016年12月16日記事)

2031 Yonge St.

tel:416-488-2031

スパイスをふんだんに使った東南アジアの食を堪能

無性にアジア料理が食べたくなるときがある。それも、こってりとした中華や韓国料理でも、あっさりとした和食でもなく、スパイスが効いた甘辛い東南アジア料理がいい。そんなときは、ミッドタウンにあるインドネシアンレストラン、Little Sisterに足を運ぼう。

Little Sisterは、デイビスビル駅とエグリントン駅の間、ヤング通り沿いのミッドタウン地区に位置する人気店だ。午後5時頃にお店を訪問し扉を開けると、陽気なソウルミュージックが聴こえてきた。いいレストランに大事な要素の1つは心地いい音楽。もう1つは、今回出迎えてくれた店長のマギーさんのように明るく親切なスタッフだ。

店内に足を踏み入れると、まずはオープンバーが目の前に現れる。気立ての良さそうなバーテンダーが、早めの時間から飲んでいるお客とおしゃべりしているところだった。マギーさんにお店のメニューを説明してもらい、カレーや魚のグリルなどのトラディショナルメニュー、タコスやラップなどのスナックメニュー、サラダなどがそろうサイドメニューの中から、数種類の料理をバランス良く選んで注文した。


▲どっしりと蒸した牛肉に揚げたイモと刻んだネギを添えて/Semur Java($15.95)

最初に運ばれてきたのは、ボリュームのある見た目からも食欲がそそる「Fried Cauliflower Salad」。歯ごたえのあるカリフラワーに、甘辛のタレを絡めていただくが、そこにサクサクのライスパフが加わってやみつきの食感に。串焼きメニューからは、バリニーズ式のスパイスが効いた鶏肉「Satay Lilet」を。柔らかな肉を噛むたびに、レモングラスやクローブなどの香りが口の中に広がる。スナックメニューからは牛肉と野菜にココナッツクリームが乗った「Rendang Taco」と、野菜と鶏肉にサワークリームを添えた「Balinese Shredded Chicken Taco」をいただいた。メキシカンとインドネシアンのフュージョンは相性が良く、何個でも食べられそうなおいしさだ。トラディショナルメニューからは、スパイシーに味付けされたジャワ風の蒸した牛「Semur Java」を。食べ応えのある肉料理で満足した後は、インドネシアの定番焼き飯「Nasi goreng」で締めくくろう。


▲軽食にもぴったりなスパムおむすび/Spam Musubi(1個$2.50、2個$4)

同店のシェフでオーナーのマイケル・ヴァン・デン・ウィンケルさんは、オランダ海軍でミリタリーサービスに従事していた際に、ライスターフェルと呼ばれるオランダ植民地時代のインドネシア料理と出会ったのだという。そこで覚えた伝統的なインドネシアの味を踏襲しながらも、ほかのジャンルの料理との組み合わせも楽しませてくれるのが、トロントのレストランらしい。たくさんあるメニューはどれも手頃な価格なので、家族や友人と何種類かをオーダーしてシェアするのがおススメ。東南アジアの香り高い料理は、思わずビールやワインも進んでしまいそうだ。
〈文/佐藤 梢・写真/安西 護〉

Little Sister

2031 Yonge St.

416-488-2031

地下鉄Davisville駅から徒歩4分
Little Sister 毎日 16:00~22:00