湖畔の街オークビルにて30年以上続く日本料理店
Mye Japanese Restaurant
(2017年6月2日記事)

143 Church St., Oakville

tel:905-849-8989

食欲をそそる香りがたまらない日本式の肉料理

トロントから少し離れた美しい湖畔の街オークビル。同地にて30年前よりお店を構え、おもてなしの精神で食事を提供し続けている日本料理店が「Mye Japanese Restaurant」だ。心のこもった料理とサービス、そしてオーナーでシェフの青木さんの気さくでオープンな人柄も手伝って30年間客足は絶えず、誕生日や記念日など特別な日の食事場所としても人気が高い。


店内に入ると、壁一面にキープボトルならぬ「キープ酒カップ」が並んでいる。千個あまりのさまざまなデザインのさかずきは1つ1つ持ち主が決まっており、顧客たちはそれでお酒を味わえるというわけだ。趣のある内装のデザインや施工の一部は青木さん自らが手がけ、椅子なども古いものを再利用して作ったのだそう。



メニューにはお刺身や寿司、天ぷらや焼き鳥といった日本料理の名前が並んでいるが、今回は中でも人気が高い肉料理を提供してもらった。鍋の中でぐつぐつと調理された肉と野菜の、食欲をそそる香りがたまらない「Sukiyaki」は、アメリカ産アンガス牛のリブアイを使用。すき焼きのたれがたっぷりと染み込んだ薄切りの肉を溶き卵につけて口に頬張れば、この上ない多幸感を味わえるだろう。同じくアンガス牛の「Yakiniku Dinner」は、炭火で焼いた香ばしくジューシーな肉にオリジナルのソースが絡み、思わず白いご飯がすすんでしまう。「Steak Dinner」はカナダ産のテンダーロインを使用しており、その柔らかさに大きな感動を覚えるだろう。


アメリカ産アンガス牛のリブアイを薄切りを使用したすき焼きは、
もちろん生卵と一緒に楽しみたい/Sukiyaki($34) ※2人前より


アメリカ産アンガス牛を炭火焼にし、焼肉ソースで味付け。
季節の野菜と一緒にいただこう/Yakiniku Dinner($29)


カナダ産のテンダーロインをマッシュルームと一緒にソテーし、
ステーキソースたっぷりかけた満足の一皿
/Steak Dinner($31)

「メニューは開店当時からほとんど変わっていませんが、料理の味は向上し続けています」と青木さんが話すように、お客さんからの反応を大事な意見として受け取りながら、常に最高の味を提供することを意識し続けているのだという。さらに、5年前にむかえた25周年をきっかけにチャリティイベントを開始した同店は、毎年アニバーサリーのたびにオークションイベントを行ない、集まったお金をオークビルに新たに病院を建てるための基金へと寄付をしている。

「カナダのビジネスオーナーは地域に貢献している方が多くですし、私自身もチャリティ活動を通して、ほかの日系ビジネスオーナーにも影響を与えることができたらと考えています。ビジネスを行なう上で大切なのは、気前よく与えるという精神。愛情を求めるだけでは誰も愛してくれないように、自分が愛情を与えることが大事なのです」と、同店が地元の人たちに愛され続けている理由を語ってくれた。

2014年には2号店である「Mye 2 Japanese Restaurant」も同じくオークビルにオープンし、ラーメンなども扱うカジュアルなメニューが若い層を中心に人気を得ている。オンタリオ湖を臨む街並みを楽しみながら、日本の肉料理とオリジナリティあふれる料理の数々を味わいに、ぜひ訪れてみてほしい。



〈文/佐藤 梢〉

Mye Japanese Restaurant

143 Church St., Oakville

905-849-8989

※掲載しているメニューはディナーのみ
火~金 12:00~14:30、17:30~22:00
土 17:30~22:00
日 17:00~22:00