笑い声の絶えないニューフェイスのベトナム料理店
Oxtail Pho & Banh Mi
(2017年8月11日記事)

814 Dundas St, West.

416-537-0188


多種多様な民族が暮らすトロントでは、世界各国の料理を食べることができ、街中を少し歩くだけでも様々な国のレストランと出会える。そんなトロントにこの春、新しく誕生したベトナム料理店を紹介しよう。ダンダス通りとバサースト通りの交差点から程近く、異彩を放つレモンイエローの外観が「Oxtail Pho & Banh Mi」である。アジア料理店のイメージといえば、少し騒がしくゆったりと腰を据えて食事をするという印象はあまりないが、こちらのお店はカフェと間違って入店する人もいるほど、カジュアルな装いだ。「人とお話しすることが大好き」だと語る女性オーナーのリンダさんが、店内の塗装や壁に掛けられた画、オブジェ、天井から吊るされたランプなど全て、自分自身でデザインしたのだという。改装作業に約6か月もの時間を費やした店内には、お客さんの笑い声とリンダさんの笑顔がいつも絶えない。 そんな明るい雰囲気の中で、ベトナム料理の大定番フォーをはじめ、バインミー、春巻きの他にもグリーンカレーやビーフンなどアジア諸国の料理を堪能することができる。さらに全メニューにベジタリアン向けのメニューもあり、誰でも食事を楽しめるオーナーの心遣いが嬉しい。そのバラエティに富んだメニューから、まずは一番人気の「Oxtail Pho」を注文してほしい。長時間かけ牛骨や豚骨、鶏骨を煮込んだ出汁と秘伝のスパイス、生姜、シナモンを組み合わせ作られたスープは絶品。あっさりとした肉のうまみと、鼻から抜ける生姜とシナモンのほのかな甘味が相性抜群だ。さらに米麺はあっさりして喉越しも良いが、少し太めなので食べ応えも十分にある。少し味に変化をつけたい時には、添えられたバジルやライム、もやし、ホットソースなどお好みで調節して食べることができる。 ベトナム料理の新勢力ともいえるのが、バインミーと呼ばれるベトナム風サンドウィッチ。フランス統治時代の19世紀末、現在のホーチミンに伝わったとされる料理だ。ヌクマム(魚醤)で味付けされた大根やニンジン、パクチー、牛肉や卵などの具材がフランスパンの中にたっぷり。バゲットのように硬すぎず、柔らかすぎることもなく外はカリッと中はしっとりとした食感になっている。 おしゃべりも食事も両方楽しみたいという人はぜひ、家族や友人と足を運んでほしい。オーナーのリンダさんはじめ、明るく気さくなスタッフがとびっきりの笑顔で店内へ迎え入れてくれるはずだ。



4種類のお肉が入っているダイナミックなフォー。様々なお肉のエキスがスープに滲み出ている贅沢な一杯/House Pho Combination($13)


ココナッツクリームやパイナップル入りのエキゾチックな味わいが特徴的なフォー。牛肉か鶏肉かどちらかを選択/Pho Satay($13)


8種類の野菜とビーフンのお肉がのったヘルシーなひと皿。お肉は鶏肉、豚肉から選択可能。ベジタリアン対応メニューあり/Rice Vermicelli ($9)





〈文/塚原さおり〉
Oxtail Pho & Banh Mi

814 Dundas St, West.

416-537-0188


月~日 11:00~22:00