現地の味を彷彿とさせる本格タイ料理
Si Lom Thai Bistro
(2017年9月8日記事)

534 Church St

416-515-0888



丸ごと揚げたホワイトバスと野菜がたっぷりと乗ったダイナミックな一品。オレンジベースのピリ辛ソースとの相性抜群/Pla Pae Sa($23)
カナダでも特にオンタリオ州は同性愛者に対して寛大で、同性カップルの結婚も認められている。当然トロントはLGBTの人口も多く、その中心地となっているのが「チャーチストリート」である。シンボルのレインボーカラーのフラッグや建物や道路までもがレインボーカラーに染まったこのストリートは、バーやクラブだけではなく、レストランやカフェも多く、常に人々の活気と笑い声が溢れるエネルギッシュなエリアでもある。
本格タイ料理が食べられると話題のSi LOMは、今年の春にオープンしたレストランだ。店名はタイ・バンコクで有名なシローム通りが由来している。この通りはたくさんのお店や屋台などが並び、いつも地元の方や多くの観光客で賑わっており、どこかこのチャーチエリアに似ているとオーナーのトムさんは言う。店内の壁にはタイの国技ムエタイの絵や宮殿をイメージした煌びやかな絵が描かれ、まるで現地に遊びに来たかのような雰囲気だ。
タイ料理といえば、ガパオライスやパッタイ、トムヤムクンなどが日本人には馴染みのあるメニューだが、今回はタイの家庭料理として有名な「Pla Pae Sa」を紹介しよう。頭まで丸ごと揚げたホワイトバスの上に白菜やクレソンなどの野菜が乗っていて、食べる直前にオレンジベースのスパイシーソースを全体にかけていただく。この料理は、タイのホームパーティなどでよく出されるらしく、魚型の銀の皿に盛り付けるのが定番だという。魚を包むサクサクの衣は、時間が経つにつれソースの旨みを吸い込み、最初と最後で違った食感と味を楽しむことができる。
同店のイチオシメニューは「Boozy Slushy Bucket」というバケツに入ったドリンク。タイでは人が多く集まるパーティのときに、バケツで大量のドリンクを作る風習があり、それを少しアレンジして提供している。カラフルな色合や可愛らしい装飾は、思わず写真に収めたくなるほど絵になる仕上がりで、特に女性客から大好評。ビールベースのものから、ウイスキー、ワイン、カクテルなど多くのアルコールが楽しめるので友達同士でシェアするのがオススメだ。
ビーガン向けの「Pad Kraprow Vegan」は、タイ米の最高級品とも言われるジャスミンライスを使用。唐辛子とバジルの風味が相まったその香りは私たちの食欲を掻き立て、思わず食べる手が止まらなくなるほどだ。スパイシーな本場タイの味だが、辛いのが少し苦手な人は辛味を抑えて注文することも可能となっている。
おいしい料理もさることながら、気さくな接客はついまた通いたくなってしまうほど居心地が良い。お酒も飲んでワイワイと楽しみたい方は、ぜひ一度足を運んで頂きたい。



ビーガンメニュー。揚げたプロテインとバジル、唐辛子をよく混ぜて食べる。辛さのレベルは変更可能/Pad Kraprow Vegan($15)


バケツにコロナビールとフローズンレモネード、テキーラが入ったドリンク。見た目も可愛らしくフォトジェニックなメニュー/Beer Plus Rita($15.95)


オレンジ色のタイ伝統の紅茶。とにかく甘いのが特徴だが、やみつきになりリピートする人も多いと言う/Thai Ice Tea($4.50)





〈文/塚原さおり〉
Si Lom Thai Bistro

534 Church St

416-515-0888


月~木 11:00~22:00
金   11:00~23:00
土   12:00~23:00
日   12:00~22:00