手づかみで豪快に食べるケイジャン料理
The Captain’s Boil
(2016年4月15日記事)

476 Yonge St.

tel:647-748-2886

▲手前左から時計回りにKing Crab($36.95/LB)、Shrimps($12.95/LB)、Mussels($10.95/LB)、
Crawfish(時価)。サイドメニューCorn on the Cob($1/1pc)、 Sausages($6.99)

フレッシュなシーフードを特製スパイスと共に

アメリカ南部、ルイジアナ州ニューオリンズの郷土料理として知られているケイジャン料理。そのルーツは、カナダ東部から18世紀にニューオリンズに入植したフランス系移民たちが、地元で採れる食材で故郷の料理を作ったことが起源だと言われており、ハーブの代わりに使用したというスパイスとシーフードを多用した料理が特徴だ。そのケイジャン料理のうち、ボイルした魚介類に特製のスパイスをまぶしていただく、ケイジャンメニューを楽しめるのがここ「The Captain’s Boil」。店内に入ると、手づかみでロブスターやカニの足にかぶりつくお客さんの姿が目に飛び込んできた。


席に着くとスタッフにより、オーダーの仕方が説明される。まずは、クロウフィッシュ(ザリガニ)、ロブスター、ダンジネスクラブ(アメリカイチョウガニ)、キングクラブ(タラバガニ)、スノークラブ(ズワイガニ)など、8種類の中から好みの魚介類をチョイス。お次は、スパイスをピックアップ。フレイバーは、カイエンペッパーを効かせたケイジャン・ケイジャン、レモン・ペッパー、ガーリック・ソース、そして前述の3種類全てを混ぜたキャプテンズ・ボイルの4種類。最後にノン・スパイシーからファイヤーまで4段階から好みの辛さを選べばOKだ。魚介類はそれぞれの産地より空輸されてきた新鮮なものばかり。季節や仕入れ状況により品切れや売り切れのこともあるので、どうしてもお目当ての魚介類を食べたい場合は、事前に電話で確認を。


今回は、ケイジャン料理の特徴的な食材であるクロウフィッシュに加えて、シュリンプとムール貝をおすすめのキャプテンズ・ボイルフレイバー、そしてミディアムの辛さで注文した。そして待つこと数分。スパイスたっぷりの魚介類が、ビニール袋に入ったままどっさりと目の前に置かれる。さっそくエプロンをかけ、ビニール手袋をはめた手で、お目当てのクロウフィッシュをつかみ、スパイスに浸かった真っ赤な身を半分に割り、身を吸ってみる。身の部分は、シュリンプをぎゅっと凝縮したような風味。そして味噌の部分は、まるで蟹味噌のように濃厚で、秘伝のスモーキーなスパイスと相まって、クセになる味わいだ。想像していたような泥臭さが全くないのは、ハーブとだし汁で茹でているからとのこと。トロントでクロウフィッシュが食べられるレストランは希少なので、ぜひ試してみて欲しい。


魚介類の付け合わせとしてポテトやコーン、ソーセージ、さらに「Cajun Seafood Fried Rice」などのサイドメニューも充実しているので、グループで出掛けていろいろ試してみるのも、ここでの楽しみ方だ。


「The Captain’s Boil」では、かしこまったテーブルマナーは一切不要! 気のおけない仲間とともに、シーフードを手づかみで食べる楽しさをぜひ味わって欲しい。



〈文/青木 りえ・写真/安西 護〉


 
 
The Captain’s Boil

476 Yonge St.

647-748-2886

地下鉄College駅より徒歩2分
日〜木 11:00〜23:00
金・土 11:00〜24:00
ノース・ヨーク店もあり 
*6名以上より予約可