(2009年08月21日記事)
Chili Rellenos ($16.00)
夏も終盤に近づいて、やっと夏らしい日がやってきたが、今年のトロントの夏は何だか物足りない。常夏のビーチで過ごすバケーション・・・そんな気分だけでも味わいたくて、カナディアンにも人気のメキシコ料理レストランへ出かけた。
地下鉄エグリントン駅から徒歩すぐとアクセスも良い「Chimichanga」は、賑やかなヤングストリート沿いにありながらもカジュアルでコージーな雰囲気のレストラン&バー。入口付近にあるテーブル席は半パティオのようになっていて、開放的な空間で食事が楽しめる。メニューにはサルサ、ケサディーヤ、タコス、エンチラーダなど、人気のメキシコ料理が数多く並んでいる。
食材は全てメキシコ産。熱々のうちに召し上がれ
シェフお勧めの「Chili Rellenos」も代表的なメキシコ料理の一つ。ポブラノペッパーという、濃い緑色の大きなピーマンの様な野菜の中をくり抜いてチーズを詰め、溶き卵をつけてカリっと揚げた一品だ。アツアツのうちにいただくと、少し苦みのあるペッパーにチーズがとろけて美味。チーズは乳酸の入っていないもの(ラクトースフリー)を使用しているため、乳製品を食べるとお腹がゴロゴロしてしまうという人でもトライしやすい。もう少しボリュームが欲しいという人にはチキン、ビーフ、ポートベロマッシュルームなどを追加(各2ドル)することもできる。そしてトッピングには、メキシコ料理でよく見られる細かく刻んだトマトやオニオン、コリアンダーを和えた"ピコデガロ“。重くなりがちなチーズ料理に爽やかさを加えてくれる。
▲Fresh Snapper Ceviche ($12.00)
レッドスナッパー(赤鯛)をフレッシュライムでマリネードした夏らしい一品。ホームメイドのコーンチップに乗せて頂いてもGOOD。
プレートの全体に掛けられた淡いオレンジ色のソースはハウスメイドの"Burro(ブーロ)“と呼ばれるトマトソース。ブリトーを始め、多くのメキシカン料理に使われる基本ソースだ。大きな鍋にたっぷりのトマトとガーリックをふた掴み入れ、チリペッパーと塩を加えて味を調節しながらひたすら煮込む。トマトもニンニクも全て溶けてしまうまで煮込んだ後、最後に全体を濾すと、綺麗なオレンジ色のソースが完成する。チリペッパーがきいていて結構スパイシーなので、辛いものが苦手な人は注意しよう。
▲Newyorican Chicken Burrito ($13.00)
コーンライス、ビーンズ、チキンなどがたっぷり。本場メキシコでは細巻きが主流だが、NYのLower Eastsideから今日の巨大な巻きブリトーが始まったとされる。
豆料理はメキシコ料理の定番!?
もう一つ、メキシコ料理に欠かせないのが豆料理。一緒にサーブされるリフライドビーンズは、半分くらいがペースト状になるまで豆をじっくり煮詰めたものだ。ポークストックで煮ているため、豆とポークの旨味がまろやかに溶け合っている。またベジタリアン向けとして、ポークストックを使用せず水で煮たものも作っている。
ひと皿のボリュームがかなりあるので、仲間同士でシェアしながら色んな味を楽しんでみるのがお勧め。そしてメキシコ料理にはやっぱり夏らしいビーチカクテルやテキーラがピッタリ。ラム酒ベースでミントが入った爽やかな"モヒート“や、ライムがきいた大人の味の"ライム・ダイキリ“などが人気だという。
去り行く夏を惜しみながら、伝統的なメキシコ料理とカクテルで皆でわいわい、楽しい一夜を過ごしたい。
▲コックたちはメキシコ出身。郷土の料理に愛着と誇りを持っている。
〈文・写真/大村 絵理〉
Chimichanga Mexican Grill+ Tequila Bar
2360 Yonge St.
tel: 416-480-2446
サイト:www.chimichanga.ca
▲地下鉄Eglinton駅から徒歩5分。
月・金・土 11:00〜翌2:00
火・水・日 11:00〜23:00
木 11:00〜翌1:00
▲広い店内はバーカウンター、ハイチェアー席、そしてテーブル席があり、様々なシーンに対応できる